病院というのは奇妙な空間だ。 患者さんの満足度向上のためにまずは心地よい空間を提供します。とかいって夏は寒く冬は暑い。夏はクーラーががんがんに効いていて冬はこってりと暖房で温めている。もちろん病院に長居しない患者さんにとっては快適なのだが病院で働く職員にとっては不都合なことも多い。まず体調を崩しやすくなる。あと日本の四季という素晴らしい特徴を実感できなくなる。季節感なんてかなりなくて、病院には屋根があるから雨が降っているとか台風が上陸していて猛烈な風が吹いているとかそんなことも一切わからなくて、『今日は暑かったですねえ』と言われてもかなりぴんと来ないし台風がやってきて去るまでの一連の流れにまったく気づくことなく終わることもかなりある。だから2014年の夏が果たして例年よりかなり暑かったのか、はたまたかなり冷夏だったのかかなり全然知らない。そして『今年は猛暑でした!』と言われてもかなり実感も