幻の押井守初期作品が国内初上映(C)学研教育ITC1[映画.com ニュース] 1983年に製作され、若かりし日の押井守監督が演出に参加している「劇場版 ニルスのふしぎな旅」が、北欧文化を紹介する祭典「トーキョーノーザンライツフェスティバル2015」の上映作品として、1月31日から渋谷アップリンクで公開されることが決まった。80年からNHKで放送されたテレビアニメをもとに製作されたものの、長らくお蔵入りになっていた幻の作品が、スクリーンに初めてお目見えする。 原作はスウェーデンの作家セルマ・ラーゲルレーブによる児童文学。大江健三郎氏がノーベル文学賞を受賞した際、スウェーデンの人々と文学に敬意を表し、自身が少年時代に感銘を受けた作品として同作を挙げたことでも知られている。妖精の魔法で体を小さくされてしまった少年ニルスが、ハムスターのキャロット、ガチョウのモルテンと一緒に、渡り鳥の故郷ラップラ