2004年12月13日「書評というメディア」という記事でkantiさんの書評を紹介した。そのなかで今井紀明(いまい・のりあき)『ぼくがイラクへ行った理由』の書評に印象的な部分があった。引用しよう。「自己責任」に対抗する言葉を, 2004/09/05 本書を読んでふと羊の話を思い出した。出典は忘れてしまったが、こんなような話である。「あるところに柵で囲われた牧場があり、たくさんの羊が食用に飼われていた。人間は羊を出荷するたびに『この柵から出たら君たちは自由になれるのだよ』と羊たちを言いくるめていたので、彼らはみな喜んで柵から出してもらう日を待っていた。ところが、ある日のこと一匹の羊が言った。『人間が僕たちを育てているのは、なんだか食べるためのような気がするなあ』。それを聞いた羊たちは、みな自分が食べられたくないと思った。そこで、彼らはそのうるさい羊を殺してしまった。」…以下省略…ほかの人の書