ブックマーク / lessor.hatenablog.com (43)

  • 「足りない」彼女に救われる、ということ - 泣きやむまで 泣くといい

    どこかでお試し版の第一話だけを読んで「ふーん」と思うだけで済ませてしまっていた。考えてみれば、「このマンガがすごい!」の一位をとった作品がそんな他愛もない話のまま終わるはずがない。最後まで読まなければいけないマンガだった。 ちーちゃんはちょっと足りない (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ もっと!) 作者: 阿部共実出版社/メーカー: 秋田書店発売日: 2014/05/08メディア: Kindle版この商品を含むブログ (9件) を見る ちーちゃんは中学2年生の女の子だ。おそらく「知的障害」の。 かぎかっこをわざわざつけたのにはもちろん理由があって、作品中でそのような言葉は一度も出てこない。割り算ができなくたって、漢字が読めなくたって、空気が読めなくたって、彼女は友人や家族に囲まれながら、明るく日常を送れている。もし医療機関に行けば、きっと診断名はつくだろうが、そのような必要は周囲

    「足りない」彼女に救われる、ということ - 泣きやむまで 泣くといい
    hituzinosanpo
    hituzinosanpo 2015/03/02
    『ちーちゃん』てマンガ 気になってたので、ありがたいです。『五色の舟』というマンガも よんでみる。
  • 白黒つけずに揺れ続けることのススメ - 泣きやむまで 泣くといい

    の紹介をしたいのだが、はじめに少しだけ説明がいる。 今から10数年前、障害児の地域生活を支える仕組みというのはほとんど無いに等しかった。切羽詰まった親や福祉関係者、ボランティアなど危機感を抱いた人々は各地で取り組みをはじめる。もちろん持続可能な運営を続けていくのは簡単ではない。 そのうちに一部の自治体が脆弱ながらも仕組みを作りはじめる。公費が入れば、自由な支援はできない。制度上でやってよい支援とやってはいけない支援が生まれる。わずかばかりの金をもらうがための代償を感じながら、それでも何もない時代よりは前進しているのだと自らを納得させながら支援は生み出されていった。 そのような中、北海道で一切の公費を受けずに障害児の支援をするところが現れた。入所施設を飛び出した女性が作ったのだと言う。あっという間に有名になった。その名は『ぴっころ』。時間あたりの単価を決め、あとは利用者がスタッフをどのよう

    hituzinosanpo
    hituzinosanpo 2014/02/26
    おそらく すばらしい本の、すばらしい紹介記事。
  • 学会誌、届く - 泣きやむまで 泣くといい

    障害学研究9 作者: 障害学研究編集委員会出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2013/05/31メディア: 単行この商品を含むブログ (1件) を見る 参加者のつぶやきから雰囲気や内容を推測することしかできていなかった障害学会第9回大会シンポジウムの様子をようやく知る。 もし「当事者による語り」後に檀上でコメント求められる立場だったら、はたして何を話せばよいのやらと逃げ出したくなりそうなムードが活字からも伝わる。知的障害の当事者による語りを聞くことはシンポジウムでなくてもできるし、むしろそちらのほうが好ましい環境で十分に時間をかけられると思う(それでも語れない当事者はたくさんいるし、言葉をもっていても語りつくすのは非常に難しい)。「当事者」にこだわる障害学会らしい企画とは思うけれど、当事者と関わりをもつ人たちが「知的障害にとっての社会モデル」について議論できたほうが、「障害の社会モデ

    学会誌、届く - 泣きやむまで 泣くといい
    hituzinosanpo
    hituzinosanpo 2013/06/18
    『障害学研究』9号の知的障害と社会モデルについて。
  • はたして「スプリンクラーがあればよかった」のか? - 泣きやむまで 泣くといい

    最近は組織の内にも外にもつらいことばかりで、何を書く気にもなれないのだけれど、だからこそ何か書いてみたらどうなるのだろうか、と思って更新してみる。 今回の「またか」というニュースについて。 <高齢者施設火災>スプリンクラー設置基準見直しへ…総務相 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130212-00000018-mai-soci 12人が死傷した長崎市の認知症高齢者グループホーム火災を受け、新藤義孝総務相は12日の閣議後の記者会見で、消防法のスプリンクラー設置基準を見直し、面積の小さな施設も対象とする考えを明らかにした。 火災のあった「ベルハウス東山手」は、グループホームのスプリンクラー設置義務(延べ床面積275平方メートル以上)をわずかに下回っていた。新藤氏は「面積基準上は設置義務がなかったが、この基準でいいのか検討しなければならない」と述べた。 関

    はたして「スプリンクラーがあればよかった」のか? - 泣きやむまで 泣くといい
  • 時計の針を戻さぬために - 泣きやむまで 泣くといい

    新田勲さんが亡くなられたから、というわけでもないけれど。 自分が支援の一部を担ってきた人の施設入所が決まった。また戻ってくる可能性もありうるとはいえ、はじめてのことだ。 先日は、また別の人の暮らしが施設入所へと大きく傾いていた。しかし、こちらは未遂に終わった。自分がいろいろと口をはさんだことも影響したようだ。どちらに転んでもおかしくなかった。 うちは子どもの支援を中心にやってきたので、これまで「入所」は身近な話題としてなかった。それでも10年やっていると、子どもも子どもではなくなる。日中はどこかに通所するようになり、週末ぐらいしか関わりがなくなった利用者の家族に突然のハプニングが襲う。そして、通所先も週末に少しばかりの支援をしていた事業所も対応する力がない。そして、「入所」が浮上する。 このような出来事が地域の中で共有されるのにさほど時間はかからない。近いうちに「やっぱり現実には入所施設し

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  • マクドナルドさん、メニュー表を無くさないでください - 泣きやむまで 泣くといい

    かなりの数の関連ツイートがあるようなので、togetterでまとめられたらよかったのだけれど、はじめてで扱い方がよくわからなかったのであきらめて自分の言葉で書く。 McDonalds_infor 【日から】レジの所のメニュー表がなくなります.入口においてあるメニュー表や,レジ上部にあるメニューをご覧になり,ご注文をお決めになってから,カウンターにお進み頂ければと思います.最初は戸惑う事もあるとは思いますが,どうぞご協力よろしくお願い致します. 2012.10.01 07:01 twitter https://twitter.com/McDonalds_infor/status/252528620839505920 公式アカウントからのツイートではないようだ。しかし、どうやら関係者からの発信ではあるようだし、既に「今日マクドナルドに行ったら、確かに無かった」という声がたくさん聞かれるので

    マクドナルドさん、メニュー表を無くさないでください - 泣きやむまで 泣くといい
  • 圧巻の「障害児の親」研究が出た - 泣きやむまで 泣くといい

    自分は「実証研究」と呼ばれるものがあまり好きではない。対人援助分野に関して言えば、多くが「およそ現場でわかっている」ことを再確認するか、現場の感覚であれば当然のごとく「変数」としてリサーチデザインに組み込まれるべきものが抜け落ちているのを見てがっかりするかのいずれかに終わることが多いからである。 しかし、このは違った。ものすごいである。 障害のある乳幼児と母親たち―その変容プロセス 作者: 一瀬早百合出版社/メーカー: 生活書院発売日: 2012/06メディア: 単行購入: 56人 クリック: 3,846回この商品を含むブログ (7件) を見る 単純に言ってしまえば、既存の障害受容研究の「大ざっぱさ」をばんばん指摘して、ツッコミを入れ難いぐらいに研究対象の絞り込みと重層的な調査分析をして、障害児の母親の変容プロセスを追ったものである。障害児の親に関する実証研究で、これだけ方法論的に洗

    圧巻の「障害児の親」研究が出た - 泣きやむまで 泣くといい
    hituzinosanpo
    hituzinosanpo 2012/09/19
    『障害のある乳幼児と母親たち―その変容プロセス』
  • この文脈で何がどう「誤解」なのか? - lessorの日記

    話題となっている報道ステーションでの石原「尊厳死」発言。動画は消されてしまうかもしれないので、文字に起こしてみた。 報ステ 石原伸晃 ナマポ 尊厳死発言-2012年09月11日 http://www.dailymotion.com/video/xtgvfv_yyy-yyyy-yyy-yyyyy-12y09y11y_news 古舘 「ぜひ具体的にお伺いしたい。社会保障もどんどん増えてます。これはある部分で「切るものは切らなければいけない」「削るものは削らなければいけない」というお考えでいけばですね、具体的に高齢者の医療の自己負担をたとえば70歳から75歳までで上げる。あるいはまた後期高齢者をどうするか。あるいはまたいろんな自己負担のあり方、富裕層に対しては自己負担率をお年寄りは上げてもらうとか。そのあたり具体的に伺いたいんですね。間に合わないのはわかってますから、みんな。教えて下さい。」 石

    この文脈で何がどう「誤解」なのか? - lessorの日記
    hituzinosanpo
    hituzinosanpo 2012/09/12
    最悪の政治家。誤解しようがない。
  • 「受け皿がないから刑務所に長くいてもらおう」という判決について - 泣きやむまで 泣くといい

    姉殺害に求刑超え懲役20年判決 発達障害で「社会秩序のため」 http://www.47news.jp/CN/201207/CN2012073001002297.html 司法が「社会秩序」とか言うな。そんなことは誰も頼んでいない。 関係者ならばよく知っている言葉に「社会的入院」というものがある。この言葉に馴染みのない方はwikipediaの説明でも読んでいただければよい。今回の判決には「社会的入院から社会的入獄へ」なんて皮肉まで聞こえているけれど、ダメな福祉や医療が推し進めて批判されてきたことを、新たな形で「司法」が支持するならば、地域生活を送るためのシステムづくりに向けて社会が気で尽力しない現状に、誰がどう歯止めをかけられるのか。 その意味では「社会的入院」よりもさらにタチが悪く、おそろしい話。裁判員裁判「だから」こうなったのか。裁判員裁判「なのに」こうなったのか。裁判員だろうがなか

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  • NHKがこんな煽りタイトルはいただけない - 泣きやむまで 泣くといい

    これは早めに注意を促しておかないと危うい。今週の水曜の「クローズアップ現代」である。 放送予定 NHK クローズアップ現代 http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei/index.html 当初のタイトルは「増える、向精神薬を飲む子どもたち」だった。NHKによるこのタイトル発表に対して、twitter上で服薬している子どもや家族が動揺しないような番組の内容であることを期待する声があげられた。 ところが、番組サイトを見ていただくとわかる通り、その後になってタイトルが変更されて「子どもに広がる向精神薬の被害」になった。完全に悪い方に変えられている(※その後、また変更された。記事末尾の追記を参照)。 挑発か。話題づくりか。番組内容を忠実に表そうとした結果か。番組のサイトを見ると、内容的にはたしかに「被害」を強調したもののようだ。石川憲彦氏が出演されるようだが、過去の発言

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  • 学校の先生になりたい人に読んでほしいマンガ - 泣きやむまで 泣くといい

    ニトロちゃん 作者: 沖田×華出版社/メーカー: 光文社発売日: 2010/03/19メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 23人 クリック: 613回この商品を含むブログ (11件) を見る 少し前に出版されたマンガなので、もしかしたらよく知られているのかもしれない。自分は知らなかった。 アスペルガー&LD&ADHDである著者の自伝的マンガである。小学校1年から中学校3年までが描かれている。特徴的なのは「担任」との関係を書いたエピソードが非常に多い点。中盤からの内容は非常に重い。担任から鼓膜が破れるほどの激しい暴力や絶えざる中傷を受け、担任を呪い殺そうとまでしながらようやく小学校を卒業すると、より最悪な中学1年が待っていた。陰湿で性的な暴力まで受けているのに「イヤだから休む」という考えはなく、学校に行くのはやめられない。週1のペースで遺書を書き続ける。自殺も考えるが、死ねない。死にた

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  • 死の「自己決定」を疑え - 泣きやむまで 泣くといい

    先日の社会福祉士国家試験の問題が某MLで批判されていた。5択で「最も優先されるべき」と規範的に判断が下せるほどに簡単な話ではないと思う。まあ、どれを答えにしたいのかは、わかるけれど。思慮が浅い。「他県から駆けつけた」長男じゃなかったら、答えは変わるの? なぜ? 問題122 事例を読んで、次のうち、今後のケアの方向性の決定で最も優先されるべきものとして、適切なものを一つ選びなさい。 〔事 例〕 Dさん(70歳、男性)は、直腸がんで肝転移、リンパ節転移がある。入院している病院の医師から、予後からみて数週間で病院での積極的治療は困難と説明され、現在、医師の往診、訪問看護、訪問介護を受け在宅療養している。Dさんは「家がいい。終末期には何も処置しないでほしい」とリビングウィルを往診の医師に手渡し、同居していると長女も自宅で看取りたいと望んでいた。意識が低下し人の意思表示ができなくなったとき、他県

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  • 「大人の発達障害」はこうして個人化される - 泣きやむまで 泣くといい

    Yahooのトップページに出た記事はすごく多くの人の目に触れるわけで、やはり注意を促しておかないといけない。ましてや、過去に「発達障害」関係でいろいろと困った記事を載せてきた産経新聞では、なおさらである。 増える大人の発達障害 仕事に支障、ひきこもりも http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120110-00000085-san-soci ざっと読むと穏当な記事のようにも見えるが、この記事でいったい何を伝えたいのかを考えながら丁寧に読めば、迷惑なメッセージがひっそりと織り込まれているようにも思う。 社会モデル的な障害観が見られないのはいつものことなのだが、真っ先に「発達障害者支援法」「行政の支援」に触れているので、なんだか当事者のしんどさに寄り添おうとしているかのように見える。 そうして読み進めると「大人の二次障害」が大きく取り上げられていく。なぜ「大人の

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  • 「発達障害者」は「プロの父親」になれるのか? - 泣きやむまで 泣くといい

    ここでマンガを紹介するのは、珍しい。自分の仕事に関係するもので、多くの人に読んでほしいと思えるマンガに出会えることは、めったにないから。 プロチチ(1) (イブニングKC) 作者: 逢坂みえこ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/11/22メディア: コミック購入: 32人 クリック: 359回この商品を含むブログ (22件) を見る 主人公は、専業主夫である。 彼には、出版社に勤めるとの間に子どもがいる。子どもはまだ乳児。第一話は「息子が泣いている。47分間になる。なにかものすごく言いたいことがあるらしい。けど彼の言語はあまりに未分化で理解不能。だから僕は目を閉じる。すると音に色がつく。」と始まった。この物語の主題を象徴しているかのようだ。第一話の最後で彼は気づく。自分が「アスペルガー症候群」なのだと。 その特性ゆえに職場を追われ、「プロの父親」をすることになった彼が、子育ての

    「発達障害者」は「プロの父親」になれるのか? - 泣きやむまで 泣くといい
    hituzinosanpo
    hituzinosanpo 2011/11/25
    よみたい。
  • 障害は「関係」の中にある、でよいか? - 泣きやむまで 泣くといい

    現代思想2011年8月号 特集=痛むカラダ 当事者研究最前線 作者: 熊谷晋一郎,大澤真幸,綾屋紗月,信田さよ子,宮地尚子,小泉義之,河英夫出版社/メーカー: 青土社発売日: 2011/07/27メディア: ムック購入: 15人 クリック: 101回この商品を含むブログ (14件) を見るに所収の論文。三井さよ(2011)「『知的障害』を関係で捉えかえす ―痛みやしんどさの押しつけを回避するために―」を読んだ。 『現代思想』って、査読的な仕組みはあるのだろうか。社会学者が社会学者であろうとすることが、はたして現場にとっていかなる意味をもつだろうか、と考えるのによい論文(研究ノート?)であった。 まず、著者の主張を、要約してみよう。 1.「知的障害」を社会的なものであるとする理論的志向が強まっている。何かが「できる」「できない」が問題化するのは、社会的な文脈に依存するのだから、「身体障害」

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  • 福島から帰ってきた支援者に話を聞いてみた - 泣きやむまで 泣くといい

    タイトルどおりなのだけれど。 被災地では、障害をもつ人々の生活も大変な打撃を受けているわけである。障害者支援業界の中には、被災地の状況を把握して、自分たちにできることをしようと懸命な方たちがいる。うちの法人と事務所を同じくしている(というかうちが間借りさせていただいている)他法人の職員も今週ずっと福島に入っていた。もちろん現地からの要請を受けてのことである。 今日の夕方、自分が事務所で記録を書いていたところ、その人が帰ってきた。お疲れのところではあるが、少しだけ話を聞く。 彼女は相談支援を仕事としているのだが、まず率直に質問。「他県の相談支援の人間が被災地に入っても、動きにくくはないのか?」。答えはイエス。「自分も何ができるかわからなかったし、被災地の相談支援員も何を頼んでよいかで戸惑っていた」とのこと。被災地にある社会資源については何ら知識を持っていないわけである。もちろん土地勘もないし

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  • 本当のオルタナティブ - 泣きやむまで 泣くといい

    近年の特別支援教育をめぐる議論について、ずっと不足・不満を感じていたことがあり、きちんとまとめてブログに書こうと思っていたのだが、かなりのボリュームになりそうで、躊躇していた。そんな中、もう自分が書く必要はあまりないかもと思えるものを見つけてしまったので、リンク。 グレーゾーンへ(16)普通学級の呪縛? 森口奈緒美の問題提起 http://uramonken.at.webry.info/201008/article_4.html 著者は高森明氏。先日自分が書いたことともつながるが、問われるべきは教育のあり方そのもの、と考えるタイプの主張が長い時間をかけてでも少しずつ広がっていくことを望む。「普通学級か特別支援学級か」という二者択一は、無茶である。どこかへの所属を「基」とか「例外」とか言わないためにも、注目。

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  • 「特別扱い」にはいろいろある - 泣きやむまで 泣くといい

    痛いニュース(ノ∀`) : 「障害を特別扱いしないで。脳性マヒの息子を普通学級に通わせたい」 両親の訴えが実現、介助看護師を小中学校に派遣…成田市 - ライブドアブログ http://b.hatena.ne.jp/entry/blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1588507.html リンク先ははてなブックマークである。ブックマークコメントの多くが批判的なものだが、元記事(痛いニュース)のほうはもっと読むに堪えない。みんな言いたい放題。 彼の心身の状況も中途半端にしかわからないし、彼自身がどう思っているのかもこの記事からは読み取れないから、普通学級が望ましいのかどうかを自分は言えない。ただ、的外れな批判はたくさんある。 批判する人たちの反応の中に「保護者のやっていることこそ『特別扱い』」という声があるが、障害をもつ子どもたちへの教育に与えられた名前は「特別

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  • 「障害」が笑われているのか? - 泣きやむまで 泣くといい

    ネット上で放映の前後から話題になっているが、視聴率的には0.6%だったらしい例の番組。 笑っていいかも!? http://www.nhk.or.jp/kira/post/info_101204.html 番組内容の紹介記事もなんだか大人気である。 タブーを笑え! 笑う障害者たち http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/ 自分は特に見ようと予定していたわけではないのだが、たまたまチャンネルを合わせて、そのままほとんど全部見た。 脳性マヒブラザーズは以前から知っていて、ツッコミのタイミングもいいし、やっぱり頭ひとつ抜け出ているな、と思った(以前に見たのもこのネタだったので、もっとネタは増やしてほしいが)。あとは2時間の中でそんなに笑うところなかった。NHKがバラエティ的な編集に慣れていないのもあると思う。民放が演出・編集したら、もっと面白く見せられたかもしれない。あと、

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    hituzinosanpo
    hituzinosanpo 2010/12/07
    「めずらしくなくなる」のが いちばんだと おもうなー。
  • 「治るのか」という問いを問う - 泣きやむまで 泣くといい

    少し前に話題となり、既に叩かれまくっているようだけれど。 【解答乱麻】明星大教授・高橋史朗 豊かな言葉がけ見直そう http://sankei.jp.msn.com/life/education/100419/edc1004190041000-n1.htm もうどうしようもなく偏った内容で、これを読んだ子どもの保護者とか親類とかのたとえ1%でも全て鵜呑みにしてしまったらなどと考えると、ただ暗い気持ちになる。 こうした主張が繰り返されてしまうことを何が可能にしているのだろうか? ひっかかるのは「治る」ということの意味である。 「障害」と「病気」は違う、と言われる。 そして、病気は治るが、障害は治らない、と言われる。 この説明はよくわからない。治らない病気、があるのはよく知られている。 病気→障害の因果関係が言われることもある。 しかし、こうした単線的な理解は否定されてきたし、自分の関わるよう

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