民主党の岡田幹事長は27日のNHK番組で、今国会の最重要法案の一つである子ども手当法案について、「今の案でなければいけないと言うつもりはない。児童手当法の改正であっても、新法であっても、問題は中身だ」と述べ、児童手当の事実上の復活を容認する考えを表明した。 自ら児童手当法に言及したのは初めてで、公明党の主張に大幅に歩み寄る姿勢を鮮明にし、与野党の修正協議を促す狙いがありそうだ。 一方、公明党の井上幹事長も同じ番組で、「子ども手当は破綻している。児童手当の拡充で十分成り立ちうる」と指摘した。同党幹部は「児童手当の拡充について党の具体的な提案を出す」と記者団に述べた。 子ども手当法案は、現行は中学生までに月額1万3000円の支給額を、2011年度は3歳未満に限って月2万円に引き上げる内容。野党は同法案に反対のため、年度内成立は困難な情勢だが、与党は修正協議を呼びかけている。岡田氏は修正協議の主