日本興亜損保、都内に保育所…金融機関で初 2010年10月31日(日)09:18 損害保険大手の日本興亜損害保険が来年4月から、東京都の基準を満たした保育所の運営に参入することが30日、明らかになった。 金融機関が保育所事業を行うのは初めて。保険業法の施行規則では、保険会社が行うことができる事業に保育所は含まれていないが、金融庁は規則を改正し、日本興亜の保育所事業を後押しする方向だ。 日本興亜は、東京・文京区内で、東京都の基準に合った30人規模の「認証保育所」を始める。すでに所有している不動産を活用し、来年以降、年間2か所のペースで全国各地で保育所を増やしていく計画だ。保険会社のリスク管理の高いノウハウを活用し、親が子どもを安心して預けられるようにする。 保育所は、地方自治体や社会福祉法人が運営しているケースがほとんど。国は2000年、認可保育所への株式会社参入を認めたが、認可保育所のうち