政権暗転、余裕失った岸田首相 国葬、旧統一教会で打撃―4日就任1年 2022年10月03日15時26分 【図解】岸田政権 支持率は急落 昨年10月の就任以来、世論の一定の支持を得てきた岸田文雄首相の政権運営が迷走している。安倍晋三元首相の国葬や、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党議員の関わりをめぐる問題を受け、支持率は急落。参院選で長期政権の足場を築いたかに見えたが、4日で就任1年の首相に余裕はうかがえない。 旧統一教会問題、報告ミスを陳謝 会合出席「他にも可能性」―山際担当相 ◇ちゃぶ台返し 「批判されているじゃないか。どうなっているんだ」。9月上旬、執務室に首相の声が響いた。 一部メディアが、ガソリン価格抑制のための補助金を段階的に引き下げる政府方針を批判的に伝え、首相は怒りをあらわにした。政府内では、これまで2兆円近い予算を投じており、「出口」を探る狙いから縮小を検討していた