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ブックマーク / nippondanji.blogspot.com (51)

  • MySQL 8.0登場!立ち止まることを知らない進化はこれからも続く。

    ゴールデンウィークはいかがお過ごしされただろうか。今年は天気も良く、行楽日和が続いたように思う。 さて、先日MySQL 8.0が正式にリリースされた。少し時間が経ってしまったが、今回はMySQL 8.0の新機能について紹介したい。コミュニティ版のダウンロードはこちらから可能だ。 ひとつ前の正式バージョンはMySQL 5.7だったのだが、MySQL 8.0は非常に大きなリファクタリングが含まれており、5.x台のバージョン番号を捨て去ろうという話があった。そこで、次のメジャーバージョンは最初の桁を増やすということになったのだが、MySQL 6.0は過去に既に存在し、買収などの騒ぎで開発が頓挫してしまった経緯がある。7.xはMySQL NDB Clusterと被っている。というわけで、5.7の7の部分の次という意味合いもあって、8.0というバージョン番号を引っさげ、満を持しての登場となった。その

    MySQL 8.0登場!立ち止まることを知らない進化はこれからも続く。
  • MySQL 5.6リファレンスマニュアル日本語版のお知らせ

    MySQL 5.6 リファレンスマニュアル というわけで、日語版のマニュアルがリリースされた。これまでMySQL 5.6のリファレンスマニュアルは英語版しか無かったのだけど、公式に日語版がリリースされる運びとなったので、是非参照して頂きたい。 かつてMySQL 5.1の日語版マニュアルが存在したのだが、そちらは現在ウェブから参照できなくなっている。(PDF版はダウンロードできるという話も。)MySQL 5.1の日語版マニュアルは、ぶっちゃけ翻訳があまりイケてなかったので、今後はぜひMySQL 5.6の日語版を参照してもらいたい。ついでにもう古のバージョンは窓から投げ捨てて、この機会に是非新しいバージョンへ移行してみてはいかがだろうか。 何か問題が見つかった場合には、ぜひバグレポートをお願いします。バグレポートのカテゴリは「Japanese Documentation」を選択してく

    MySQL 5.6リファレンスマニュアル日本語版のお知らせ
  • DB設計の難しさ

    今日は徒然なるままにDB設計について思っていることを並べてみようと思う。 ようやくWEB+DB Pressの次号の原稿を書き終えた。2年間の連載であるが、来年はプライベートが忙しくなる予定なので、連載はこれにて終了とさせてもらうつもりである。 「なぜ人はリレーショナルデータベースを使いこなせないのか」 このところ執筆や講演を通じてリレーショナルモデルについて説明する機会を色々頂いているが、それらの活動の根源となっているのが、この素朴な疑問である。その疑問をパワーにしてこれまで活動を行なってきた。 現時点での自分の回答は「データベース設計が難しいから」である。もちろんリレーショナルモデルそのものの難しさというのもあるが、それよりは「適切な使い分けができていない」ということが大きいように思う。言葉を変えると、リレーショナルモデルを適用すべきデータとそうでないデータの判断ができていないからDB

    DB設計の難しさ
  • IDの設計についてのさらに突っ込んだ議論

    今日も前回に引き続きデータベース設計の話をする。今回の話で一旦データベース設計については筆を置くつもり(ブログ書いてないで原稿書けよ>俺)であるが、その前に話をすっきりさせて置きたいと思う。最後を飾るテーマはIDの設計である。 数字しかないのに意味を含んだID前回のエントリを見ていただいた方から、次のような構造を持った学籍番号があるというフィードバックを頂いた。 全部数値で"入学年度下2桁"+"学科コード"+"学科内のあいうえお順の順位" このようなルールで割り当てた学籍番号を、単なる数値として扱うのであれば大きな問題はない。これは数値しか含まれていないので、SQLのデータ型としては単に数値型を使えば良いだろう。だが、学籍番号から入学年度を判断する、あるいは学科を判断するといった用途で使われるのであればやはり適切ではないといえる。リレーショナルモデルの観点だけからではなく、IDとして適切で

    IDの設計についてのさらに突っ込んだ議論
  • データベースアプリケーション開発を炎上させる負のスパイラル

    毎度おなじみ、はてブのホットエントリに「SIをダメにする負のスパイラル」というタイトルのまとめが掲載された。きしだ氏とはかなり視点は違うものの、開発現場の問題点については少し思うところがあるので意見を書いてみようと思う。と言っても、以下の話の内容はデータベースアプリケーションに限定した話であり、またSIerだけに限った話ではないのでその点はご容赦頂きたい。もちろんSIer各位の案件はデータベースは必須なので、エントリで触れる問題点には該当するだろう。 Q.なぜ炎上するのか? A.正しいデータベース設計ができていないから結論から言おう。データベースアプリケーションの開発が炎上するのは正しいデータベース設計ができていないからだ。ここでいう「正しい」とは、論理的に証明できる正しさという意味ではない。「来こうするべき」といった意味で捉えて欲しい。 「炎上」というのは、例えばテストが通らない、バ

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  • MySQL Cluster Casual Talksで使った資料を公開しました。 #mysql_jp

    昨夜、MySQL Cluster Casualにおいて、「カジュアルにMySQL Clusterを使おう」というタイトルで発表をした。その資料をスライドシェアにアップロードしたので、カジュアルにMySQL Clusterを使ってみたい人は参考にして頂きたい。 SlideShareではフォントが何やらおかしいので、資料をダウンロードして頂けると幸いである。 「 MySQL Cluster をカジュアルに使えるわけないじゃないですかwww」 という声もあったようだが、自分がカジュアルだと思えばそれがカジュアルなのだ!! 発表では、5分程度でMySQL Clusterのインスタンスをインストールするデモを見ていただいた。如何にカジュアルに使えるソフトウェアであるかということを、お分かり頂けたかと思う。カジュアルに使い始めてカジュアルにはまる・・・というオチはないと信じている。 転ばぬ先の杖という

    MySQL Cluster Casual Talksで使った資料を公開しました。 #mysql_jp
  • qpstudyで発表したスライドをアップロードしました。

    日、qpstudyで「データベースとは」という内容について、そして「リレーショナルモデルとは」という内容について話す機会を頂いた。リレーショナルモデルという硬い内容であったにも関わらず、出席者の皆さんには最後まで良い反応をして頂けたように思う。実はリレーショナルモデルについて誤解している、あるいは知らない人が当に多い、そして良い解説書がないということを普段問題として感じており、そういった背景から今回qpstudyの話を引き受けさせて貰った。今回発表した内容が皆さんのお役に立てば幸いである。 発表の内容はほぼ現在WEB+DB PRESSで連載している「理論で学ぶSQL再入門」のいくつかの回のものを要約したものになっている。連載ではさらに詳しい内容について説明しているので、興味のある人はぜひWEB+DB PRESSのバックナンバー(連載はVol.68〜)を購入して頂きたい。 日発表したス

    qpstudyで発表したスライドをアップロードしました。
  • プログラミングを教育する前に必要なこと

    Rubyの作者、我らがMatzが政府がプログラミングを義務教育にしようとしていることに対して苦言を呈している。Matzが指摘している問題点は3つ。 誰が教えるか。あるいは教えることが出来る教師は揃っているのか。 どのように評価するか。プログラミングは芸術に近いのにどうやって点をつけるのか。 何を教えるか。 詳しいことは元記事を見て頂きたい。もちろん私はMatzの苦言には大いに賛同している。正直政府は無計画にキャッチーなネタをぶちあげているだけにしか見えない。だが、コンピュータについての教育は一切役に立たないのかというと、そうでもないように思う。dankogai氏がMatz氏の記事を受けて、コンピュータを遊び道具として置いとけみたいなことを書いてるけど、それもどうかなと思う。遊び道具として置いといたところで、自発的にプログラミングをしようと思う子供などほとんど居ないだろう。せいぜいゲームで遊

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  • MySQLは立ち止まらない・・・MySQL 5.7開発版登場!

    まだMySQL 5.6が登場して興奮冷めやらぬところだが、MySQLの開発チームはその手綱を緩めることはない。次期バージョンの開発版であるMySQL 5.7.1がすでに登場している。MySQLの開発リリースモデルではマイルストーンリリースと呼ばれるマイナーバージョンごとに新しい機能が盛り込まれる。(参照:MySQL 5.5登場)MySQL 5.6系での最後のマイルストーンリリース、つまり新しいバージョンが盛り込まれたバージョンがマイルストーン9、そして5.7.1がマイルストーン11となる。(マイルストーン10、つまり5.7.0はリリースされていないバージョンとなっている。)MySQL 5.7が正式版になるまでに、いくつのマイルストーンリリースを経るか、つまりどれだけ新機能が搭載されるかについては今のところ未定だが、新しいバージョンのリリースが待てない!という人はぜひMySQL 5.7.1を

    MySQLは立ち止まらない・・・MySQL 5.7開発版登場!
  • RDBMSに関する典型的な誤解が絶えないという現実

    新入社員必読、データベースの基を理解しよう - データベースはなぜ必要なの?:ITproという記事に対するブクマで次のようなIDコールが来た。(現在はコメント返しへのお礼が入っているので、文字数制限のためオリジナルのコメントは少し切り詰められている。) "リレーショナルデータベースはすべてのデータを2次元の表形式で表現"こういうのもリレーションが2次元構造という誤解の一種なんだろうか。id:nippondanjiさんが書いてたような。 さて、この疑問に対する正解は如何なるものだろうか? つい先日「7つのデータベース 7つの世界」の書評で書いたばかりだが・・・ 言うまでもなくその通りである。 リレーションが2次元的な構造を持っているというのは典型的な誤解だ。(ちなみにリレーションの次元は属性の数に等しい。n個の属性があるリレーションはn次元。)リレーショナルモデルについてちゃんと学習してい

    RDBMSに関する典型的な誤解が絶えないという現実
  • MySQL 5.6正式リリース!! #mysql56

    待望のMySQL 5.6が正式にリリースされた。正式版の最初のバージョンは5.6.10である。コミュニティ版(MySQL Community Server)は下記のページからダウンロードできるので、ぜひ今すぐダウンロードして頂きたい。 MySQL Downloads MySQL 5.6のリリースにあわせて、GUIツールであるMySQL Workbenchやドライバも新しいバージョンがリリースされており、MySQL 5.6対応となっている。それらの周辺ソフトウェアもチェックして頂けると幸いである。 新機能について正式版の機能はリリース候補版の頃から特に変更はない。(リリース候補版まで到達したということは、正式版の機能セットは固まったということであり、大きな機能の変更はないことを意味するからだ。)なので新機能については、リリース候補版が出たときに書いたエントリを参照して頂きたい。 漢(オトコ)

    MySQL 5.6正式リリース!! #mysql56
  • lessでソースコードに色をつける

    シェルの操作中「テキストファイルをちょこっと覗きたいな」と思ったときに抜群に便利なlessコマンドであるが、普段綺麗に色付けされたソースコードを見慣れていると、モノクロのソースコードの見づらさに愕然としてしまう。結局lessを終了して他のエディタで開きなおすことになるのだが、lessでソースコードに色付け(シンタックスハイライト)できれば便利なのになーっ!と思ったことはないだろうか。そう、あるんです!lessでシンタックスハイライトする方法はあるんです!というわけで、今日はその方法を紹介しよう。 GNU Source-highlight結論から言うと、今日紹介する方法はGNU Source-highlightを使う。GNU Source-highlightを使えばイッパツだ。なのでまずGNU Source-highlightをインストールしよう。UbuntuやFedoraならリポジトリにあ

    lessでソースコードに色をつける
  • 漢(オトコ)のコンピュータ道: モダンなMySQLの開発環境の構築方法

    遅ればせながら モダンな Perl の開発環境の構築方法 モダンなPHPの開発環境の構築方法 モダンなPythonの開発環境の構築方法 モダンな Java の開発環境の構築方法 に続いてみる。MySQLは言語じゃないけど。 コンパイラ等MySQLをソースからビルドするのでなければコンパイラ等は必要ないけど、どうせアプリ開発に必要なので「MySQLなんかいつでもハックしてやるぞ!」という意気込みを示すために入れておこう。OSXならXcode、LinuxならGCC。最新のソースコードじゃないとヤダ!という粋な人にはBazaarのインストールもお勧めしたい。Bazaarは言わずと知れた分散バージョン管理システムであり、MySQL開発チームも採用している。最新のソースコードは次のコマンドでゲット可能だ。 shell> bzr branch lp:mysql-server/5.1 mysql-5.1

    漢(オトコ)のコンピュータ道: モダンなMySQLの開発環境の構築方法
  • スライド公開(Dena Technology Seminar #2、ClubDB2)+告知

    最近ブログの更新が滞り気味である。とはいえ、何もしていなかったわけではない。勉強会で話すことになり、スライドの作成に邁進していたのである。で、そのスライドがこれだ! まずはひとつめ。DeNA Technology Seminar #2に招いて頂いたときのもの。内容はMySQL 5.5の新機能に関するものだ。プラスアルファとして、トラブルシューティングが出版された直後のスライドであったため、「トラブルシューティングの心得」を末尾に収録している。 http://www.slideshare.net/nippondanji/denatech2-mysql55 セミナーの様子はustにて録画が残っているので興味のある方はご覧頂きたい。 http://www.ustream.tv/channel/dena-technology-seminar そして、以下はClubDB2にお邪魔したときのものであ

    スライド公開(Dena Technology Seminar #2、ClubDB2)+告知
  • ゲーム業界にもフリーソフトウェアの風が吹く?!MMORPG RyzomがAGPLv3でソースコードを公開。アートワークはCC-BY-SAで。

    なんと、格的な3D MMORPGであるRyzomのソースコードが公開されるというニュースが流れたのは先月のことである。ニュースから少し時間が経ってしまったが、今日は皆さんにフリー(自由な)ソフトウェア版Ryzomについて紹介したい。 Ryzomとは2004年に発売されたMMORPGであり、開発元はフランスのNervrax社である。日語版はないので日ではあまり聞かない名前であり、筆者もこのニュースを聞くまでは知らなかった。というわけで、筆者もよく知らないので詳しくはWikipediaの記事(英語)を参照して欲しい。 Linuxでも動く!古来より、UNIX系OS上で遊べるフリーなRPGと言えばRogueやNethackと相場が決まっていた。筆者自身は(文字で表現された世界にはなじめなかったので)あまりそれらのゲームはやらず、プレイしている人を横目で見つつグラフィカルなPCゲームに熱中して

    ゲーム業界にもフリーソフトウェアの風が吹く?!MMORPG RyzomがAGPLv3でソースコードを公開。アートワークはCC-BY-SAで。
  • 「エキスパートのためのMySQL[運用+管理]トラブルシューティングガイド」発刊のおしらせ。

    来たる6月12日、我が入魂の書籍が発刊される運びとなった。執筆を開始したのはすでに一年以上前であり、ブログでも何度か「執筆中です!」といいながらなかなか発刊に至らずお待たせしてしまったのだが、しかし時間がかかってしまった分、内容には磨きがかかったと思うので期待して頂きたい。書籍のタイトルは「エキスパートのためのMySQL[運用+管理]トラブルシューティングガイド」。筆者にとって初の著書(単著)である。名前にエキスパートと冠している通り、中級〜上級者向けの一冊となっている。初心者の方は、まずMySQL 徹底入門 第2版などを先に読んでから書を購入するといいだろう。以下もくじである。 第1章 MySQLの概要 1 MySQLとは 1-1 世界で最も有名なオープンソースのRDBMS 1-2 LAMPの"M" 1-3 History 2 MySQL Serverの種類 2-1 FOSS Exc

    「エキスパートのためのMySQL[運用+管理]トラブルシューティングガイド」発刊のおしらせ。
  • 今さらだけどChromeのTabキーによる検索が凄く便利だということに気がついた。

    既出すぎる話で恐縮だが、役立つと思うのでエントリにしてみる。 Chromeはアドレスバーのところに適当な単語を入れてENTERを押すと、デフォルトの検索エンジンを使ってキーワード検索をするようになっている。デフォルトの検索エンジンはもちろんGoogleだ。Google検索だけでも十二分に便利なのだけど、検索エンジンをカスタマイズして必要に応じて切り換えると、もっともっと便利になってしまうからこれを使わないのは損である。Tabキー検索を使いこなせば、必要な情報にたどり着くまでの時間が大幅に短縮されることだろう。 まず、デフォルトで登録されている他の検索エンジンに切り換える方法を説明する。例えば、Bingを使って検索するには、アドレスバーにフォーカスがある状態で「bing.com」と入力し、<Tab>を押す。すると、次の図のようにBingが検索エンジンとして使われるようになる。 この状態で検索

    今さらだけどChromeのTabキーによる検索が凄く便利だということに気がついた。
  • オープンソースでお金を稼ぐ方法いろいろ。

    オープンソースソフトウェア(以下OSS)が広く使われるようになって久しい。ご存じの通りOSSは無償で入手できるものばかりであるため、多くの人が疑問に思うことがひとつある。それは、「OSS開発者はどこから収入を得ているのか?」ということだ。収入源の実体がよく分からないために「霞をって生きているのか?」などと揶揄されることもある。実際OSS開発者は「どうやって収入を得るか?」ということについて色々と悩んでいる場合も多かったりするのだが、実はOSSには様々なビジネスモデルも存在する。そんなわけで、今日はOSSを活用して収入を得る様々な方法について詳解しよう。OSS開発者になることに躊躇している人の背中を後押しすることが出来れば幸いである。 プロプラエタリソフトウェアのビジネスモデルまずはおさらいである。OSSのビジネスモデルについて考える前に、プロプラエタリソフトウェアのビジネスモデル(特にラ

    オープンソースでお金を稼ぐ方法いろいろ。
  • 貧乏だってプロファイリングは出来る!! - poor man's profiler

    従来より、プロファイリングのためのソフトウェアと言えば高価なものが中心であった。もっと安く、お金を掛けずに、簡単に、早くプログラムのボトルネックを探し出す方法はないのか?!ということで編み出されたプロファイリングテクノロジーがある。その名も、「poor man's profiler」だ。 poor man's profilerの全容は、次のページで知ることが出来る。 Poor Man's Profiler http://poormansprofiler.org/ poor man's profilerは、現Facebook(元MySQL ABのサポートエンジニア)のDomas Mituzasによって開発されたプロファイリングテクノロジーである。以下が、その全ソースコードである。 #!/bin/bash nsamples=1 sleeptime=0 pid=$(pidof mysqld) f

    貧乏だってプロファイリングは出来る!! - poor man's profiler
  • まるで魔法のようなストレージエンジン??VP for MySQLによる驚愕のテーブル操作テクニック。

    先日、SPIDERストレージエンジンについて2度に渡りブログで紹介した(その1:Not Only NoSQL!! 驚異的なまでにWRITE性能をスケールさせるSPIDERストレージエンジン、その2:快適スケールアウト生活への第一歩。SPIDERストレージエンジンを使ってみよう!)が、SPIDERの作者である斯波氏は、実はもう一つ驚くべきストレージエンジンを開発している。その名も、VPストレージエンジンだ。ちょっと地味な名前だが、VPとは、Vertical Partitioning(垂直パーティショニング)の略で、複数のテーブルの上にVPストレージエンジンを被せて、垂直パーティショニング(カラムごとにデータを格納する領域を分ける)を実現するというものだ。他のテーブルの上に被せるアーキテクチャをとっているという点では、VPとSPIDERの発想は同じである。以下は、VPストレージエンジンの動作

    まるで魔法のようなストレージエンジン??VP for MySQLによる驚愕のテーブル操作テクニック。