ブックマーク / jp.ign.com (11)

  • アートゲーム修羅の国ドイツで展開されるビデオゲーム生物多様性の世界「A MAZE 2023」

    当たり前のように目にする環境は、膨大な生物たちが相互に関係しあうことで形作られている。数知れない動物や植物のほか、菌類や微生物らが関係しあう生物多様性によって地球環境はできあがっている。その事実を無視し目先の利益を求め環境を変えてしまえば、それは多様性を失う貧しい環境へ導く。 生物多様性、それはビデオゲームのクリエイティブも変わらないかもしれない。当たり前のように目にする「スーパーマリオ」シリーズのような有名タイトルの周辺には、さまざまなアプローチで開発された膨大なタイトルの歴史的な集積がある。膨大なタイトルたちのゲームデザインが影響しあうことで今日のビデオゲームが形作られている。 ひとつ “影響しあう”例を挙げよう。「アンチャーテッド」シリーズのクリエイターのひとり、リチャード・ルマルシャンは同シリーズの物語表現の影響に『The Graveyard』や『Passage』を挙げている。冒険

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    hootoo3 2023/07/06
  • 「世界一面白いアクションRPG」を掲げる『地罰上らば竜の降る』の体験版が3月30日にリリース フロムの元社員によるインディーゲーム

    『地罰上らば竜の降る』は、戦闘時の操作による戦略性が特徴になるという3DアクションRPGだ。作は強敵との対峙や緊張感を極限まで追求したゲームになるとされ、「世界一面白いアクションRPG」を目指しているという。ゲームプレイにおいては、すべての攻撃に「方向」の概念があるのが特徴となる。ストーリーとしては竜族と、人族がいるような世界を舞台に、小さな島を出身とする若者となって占領軍や魔物などと戦うものとなる。 作を開発するのは、元フロム・ソフトウェアで『DARK SOULS III』のDLC開発に参加していたHytackaだ。作は講談社ゲームクリエイターズラボの第1期生として、年間1000万円の支援を受けているという。Hytackaはゲーム開発YouTuberとしても活動しており、作の開発状況に関する動画を細かくアップロードしている。作の開発には元ゲームプログラマーで、現在はインディープ

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    hootoo3 2023/03/31
  • 『竜とそばかすの姫』レビュー 現代における『美女と野獣』の寓話を語りましょう

    それはむかしむかしのお話です。あるところに少女を革命する物語を演出したり電脳世界でモンスターを描くことで有名になった作家がおりました。作家はその巧みな演出力により、夏を舞台とした物語で評判を呼び、国を代表する作家の後継者と呼ばれました。 やがて作家はたくさんの人が関わる大きな物語にかかわるようになります。しかし国を代表する作家を引き継ぐ等と煽られ、当の姿を覆い隠す野獣へと変貌していきました。 野獣となってから生み出した物語は、どれも表向きは豪華で明るい物語です。しかし多くの人が関わって語られることで、明らかに彼自身の音が覆い隠されてしまいました。これまで野獣を支えていた脚家もいなくなり、野獣自身が物語を書くようになってから、どんどん登場人物たちの性格や行動が破綻していくようになります。 これではいけないと思ったのでしょう。野獣は状況を変えるためか、歌の優れた美女のこと聞きつけます。彼

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    hootoo3 2021/09/15
  • 宮本茂の下で働いた32年間――「スターフォックス」や「F-ZERO」の今村孝矢が任天堂時代を振り返るロングインタビュー

    32年間を経て、今村孝矢さんは任天堂を退社した。「スターフォックス」、「F-ZERO」、『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』など、今となってはゲームの古典と言える傑作の数々に携わっていた今村さんの退社は、自身のツイートをきっかけに世界中のゲーマーの間で話題となった。今後は大阪国際工科専門職大学でCGアニメーションを含むデジタルコンテンツを教えつつ、フリーランスでも活動を続けると言う。 今村さんの今後の活躍について別のインタビュー記事で詳しく聞いているのでぜひチェックしてほしいが、インタビューでは任天堂時代を振り返ってもらった。 今村孝矢さん。 32年間という、筆者にはおよそ想像もできないほど長い間をどのように振り返るのかを尋ねた。今村さんはしばらく考えてから、このように答えた。 「思えば、ずっと宮さんの下で働いた32年間でしたね」と。 マリオやゼルダの生みの親として知られる宮茂さんが20

    宮本茂の下で働いた32年間――「スターフォックス」や「F-ZERO」の今村孝矢が任天堂時代を振り返るロングインタビュー
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    hootoo3 2021/04/19
  • 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』レビュー かつて監督自身が引き起こした巨大な「インパクト」にケリをつけた作品

    筆者は、『新世紀エヴァンゲリオン』にハマった世代だ。だから、ニュートラルに『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を評価することはできない。主観的な印象としては、10点満点中で350万点ぐらいの作品なのだが、『新劇場版』から入り、『破』が一番好きだという観客にとっては意味不明で3点ぐらいの作品なのではないかと危惧もしている。 だから、レビューは、いわゆるニュートラルで客観的なレビューではないかもしれない。かつて、『新世紀エヴァンゲリオン』にハマり、人生の道すら踏み外してしまったかもしれない一人の人間として、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に向き合って絞り出した感想のようなものだ。 ネタバレを遠慮なく行ってしまうので、未見の方がレビューを読むことは推奨しない。まずは自分の眼で見に行くことを強くオススメする。 世界を終わらせる物語ではなく、生命を育もうとする物語を描く 初見の印象は、大満足で、期待

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    hootoo3 2021/03/18
  • 制作約6年!2Dゼルダや『洞窟物語』を彷彿とさせる執念のドット絵アクションアドベンチャー『フェノトピア』を遊ぶべき100の壮大な理由

    インディーゲームには魂が込められている。2020年11月26日にNintendo Switchで配信された『フェノトピア』もまさしくそう思わせる一作で、美しいドット絵、壮大な世界に詰め込まれたたくさんの要素、レトロな「ゼルダの伝説」や『洞窟物語』を思せる部分など、いろいろな場面で制作したCapeCosmicのこだわりが感じられる。 1.起きるところからかわいい 『フェノトピア』はキュートなドット絵が大きな魅力だ。主人公の「ゲイル」が起きるところからアニメーションが丁寧で、大きな期待を持たせてくれるほどかわいらしい。 2.穏やかなパンセロ村 最初の村が印象深いゲームはよいゲーム。ゲイルが住んでいるパンセロ村はちっぽけだが、道場・畑・倉庫があったり、穏やかな人々の生活が垣間見えるほど作り込まれている。 3.いきなりアブダクション! そんな平和なパンセロ村だが、ゲイルたちが出かけている間にUFO

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    hootoo3 2021/01/23
  • 2010年代のゲームを振り返ろう!ここ10年で最高の30本はこれだ!

    3Dプラットフォーマーがマイナーになったのは、何も2010年代に始まったことではない。それでもこのジャンルの魅力を示し続けてきたシリーズがあるとすれば3Dマリオだ。『スーパーマリオ オデッセイ』は記憶に新しいし、格的な協力プレイを実現した『スーパーマリオ 3Dワールド』も捨てがたい。だが、3Dマリオの核となる要素が素晴らしいゲームデザインであるとするのならば、それが『スーパーマリオ ギャラクシー2』ほど凝縮されたタイトルは他にないだろう。ひとつの惑星から次の惑星へと移動して、その度にゲームの目的やルールが変わる多様性には圧倒される。ヨッシーも敵をべるのはもちろん、猛ダッシュから身体を風船のように膨らませるギミックまであり、とにかく無限のクリエイティビティが際立つタイトルだ。――クラベ・エスラ ファイナルファンタジーXIV(2010年) 『ファイナルファンタジー14』は、ゲーム質とは

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    hootoo3 2020/01/27
  • 1ステージの中で何度も“革命”が起こるパズルゲーム『Baba Is You』インプレッション──クリアするためならばルールですら捻じ曲げてしまえ

    『Baba Is You』は、フィンランドのインディーゲーム開発者Arvi Teikari氏により制作されたパズルゲームである。作は、優れたインディーゲームを表彰する「Independent Games Festival 2018」で、デザインエクセレンス賞とベスト学生ゲーム賞を受賞。2019年3月14日に海外向けに配信されており、現在はPCSteam/ Humble Store/itch.io)やNintendo Switchで遊ぶことができる(日語には非対応だが、そこまで難解なものではない)。 作はそれこそ『倉庫番』のように、岩などを押すことによってパズルを解くことが基となる。ただし特別な点がひとつあり、それは「ルールを変えられるパズルゲームであること」だ。しかし、こう書いたとしてもピンと来ないかもしれない。ゲームをプレイしながら音声で解説する動画を用意したので、これを見てほ

    1ステージの中で何度も“革命”が起こるパズルゲーム『Baba Is You』インプレッション──クリアするためならばルールですら捻じ曲げてしまえ
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    hootoo3 2019/03/19
  • ビデオゲームへの偏見とそれへの批判:東洋経済オンライン『スプラトゥーン』の「中毒性」ついて

    東洋経済オンラインに「『スプラトゥーン』の中毒性が極端に高い理由」という記事が掲載されている。このような記事は相手にしないほうがいいと言われるかもしれないが、ゲーマーでない人からあらぬ誤解を受ける可能性がある。ゆえに誰かが一度きちんと否定する必要があると考え、この原稿を書くことにした。 その記事では、任天堂が展開しているNintendo Switch向け対戦アクションゲームスプラトゥーン2』が「家族の絆をも壊すゲーム設計を採用している」と書かれている。毎日遊ばせたくなるような仕掛けがあり、中には「ギア」というガチャのようなシステムがあって、それのせいでやめられないのだ……、と。しかし、これは明らかに間違っている。いや、間違っているだけならまだマシで、問題は“読者の不安を煽るような記事”にしかなっていないところだ。 ゲームを正確に捉えられていないゲーマーとしての失望 『スプラトゥーン2』(

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    hootoo3 2019/02/07
  • 「長編アニメーションの新しい景色」主催・土居伸彰氏が語る21世紀のアニメーションの世界とは?

    今月13日より渋谷のシアター・イメージフォーラムにて公開されている「長編アニメーションの新しい景色」は世界各国の長編アニメーションを特集上映する企画だ。この特集上映を主催するのは、海外映画祭に足を運び、日国内に世界のアニメーションを紹介する活動を続けている土居伸彰氏。同時に評論家として活動しており、昨年には新しい視点から現在のアニメーションを見通した「21世紀のアニメーションがわかる」を上梓している。 今回は日国外のアニメーションにおいて、多彩な活動を行う土居氏に特集上映をはじめ、現在の世界のアニメーションを取り巻く状況についてもお話をうかがった。 土居伸彰氏、画像はNEWDEER公式サイトより アニメーション研究者が「面白い作品が日に紹介されていない」現状に気づいた ー土居さんの活動はアニメ―ション評論家のほかにアニメ―ション映画祭に関わるなど、ひとつに括れない多彩な活動をされ

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    hootoo3 2018/01/14
  • 作画崩壊は褒め言葉!?日本のアニメ風グラフィックスをいかに作るか

    8月24日、CEDEC 2016にて「セルシェーディングの進化はどこへ向かうのか?」と題されたラウンドテーブルが開催された。ラウンドテーブルは日のアニメのような表現をいかに3DCGで実現するかに焦点を当てたもの。「セルシェーディング」と題されているが、レンダリングだけではなく、モーションなども含む、総合的なアニメ的表現への各社の工夫とこだわりが説明された。 登壇者は4名。サイバーコネクトツーのテクニカルアーティスト芦塚慧祐氏、アークシステムワークスのリードモデラー村純也氏、サンジゲンのCGスーパーバイザー鈴木大介、神風動画の仲道える沙氏。ゲーム開発会社と3DCGアニメーション会社の両者がそろった形である。内容は技術的な側面よりも、全体のアートディレクションにかかわるもの。門外漢の筆者でも十分に楽しめるものであり、会場は立ち見が発生するほど満員となった。 リアルタイムでアニメらしい陰影

    作画崩壊は褒め言葉!?日本のアニメ風グラフィックスをいかに作るか
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    hootoo3 2016/10/12
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