バチカンのパウロ6世ホールで、貧困者らと昼食を共にするフランシスコ法王(2019年11月17日撮影)。(c)Vincenzo PINTO / AFP 【11月18日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王(Pope Francis)は17日、バチカン(ローマ法王庁)に1500人近くの貧困者やホームレスを招いて昼食を共にし、世の中の貧困への無関心を非難した。 この昼食会は、「貧しい人のための世界祈願日(World Day of the Poor)」の行事。法王は昼食会に先立ち、サンピエトロ広場(Saint Peter's Square)でミサを行い「最近、貧困に関する統計を幾つか見た。心が痛んだ。社会には貧しい人々への無関心がある」と語った。 さらに法王は、「競争に躍起になり、何もかもを今すぐ達成したがる風潮の中では、取り残された人々は邪魔者とみなされる。使い捨てにできるとさえ思わ