「運動は重要だと思うか?」 この問いに対して「そう思う」と答えたのは、世帯年収300万円未満の層では48%だったのに対し、世帯年収1,500万円以上の層では65%にものぼった——マーケティングリサーチ会社のクロス・マーケティングが全国のオフィスワーカーを対象に実施した調査で判明した事実です。 たしかに、運動やトレーニングを日常的に行なっている経営者やエリートは多いと聞きますが……。「疲れないのかな?」と疑問を持たれる方もいるはず。なぜ、一流たちは好んで身体を動かすのでしょうか? そこには、仕事の成果や生産性に直結する納得の理由がありました。 ビジネスパーソンは体が資本 現サントリーホールディングス株式会社代表取締役社長の新浪剛史氏が、43歳のときにローソンの社長に就任した際の話です。コンビニエンスストアの店づくりのための “試食” が原因で、社長就任前後の1年間で、新浪氏は体重が10キロも