ビットコインは正当な資産だろうか。それとも、はじけるのを待つばかりの「巨大」バブルだろうか。急激な値上がりで時価総額が1000億ドル(約11兆4100億円)を超えた仮想通貨について、賛否両論が入り乱れる。 どちらの陣営にくみするにしても否定できないのは今年に入ってからのその驚異的な値上がりだ。3日に7000ドルを突破し、年初来の上昇率は650%以上になっている。 支持派 仮想通貨の普及に貢献し「ビットコイン・ジーザス(教祖)」として知られるロジャー・バー氏はビットコインの持続性に楽観的だ。中国政府などからビットコインの投機的要素を取り締まろうとする動きもあるが、「ビットコインの普及を止める唯一の手段は世界中をインターネットから切り離し、接続できないようにし続けることだけだ」と9月にブルームバーグ・ニュースとのインタビューで語った。 元レッグ・メーソンのファンドマネジャーのビル・ミラー氏は自