雑誌やフリーランスなどの記者ら70人が呼びかけ人となっている「記者会見・記者室の完全開放を求める会」(代表世話人=野中章弘・アジアプレス・インターナショナル代表)は19日、東京都千代田区の日本記者クラブで会見を開き、新聞・テレビ各社に記者会見のオープン化などを求めるアピール文を発表した。 求めているのは、報道や情報発信の目的を持つ団体・個人について(1)質問の制限などの条件を一切設けずに記者会見への参加を開放すること(2)記者室の利用を開放すること(3)資料の提供や各種の懇談、裁判取材での記者席確保など、記者クラブが享受している取材機会について同様に保証すること――の3点。 日本新聞協会は2002年、記者会見の参加者をクラブ員に限定するのは「適当ではない」とし、記者室の利用を「記者クラブ加盟社のみが使う理由はない」とする見解を発表している。 呼びかけ人の一人でジャーナリストの高田昌幸