建物の老朽化に伴い、建て替えられるJR鳥沢駅(山梨県大月市富浜町鳥沢)の新駅舎にトイレが設置されないことに地元住民が反発している。 JR側は建て替えを機に無人駅とするため、管理が難しいと説明。しかし、駅近くにトイレのある施設がなく、週末は近くの扇山に登山する利用客も多く、扇山を舞台にした地域活性化に取り組む住民らは水を差すものだとして、14日から設置を求める署名活動を始める事態となっている。 JR東日本八王子支社によると、鳥沢駅はJR高尾駅(東京都八王子市)から普通列車で約30分の場所にあり、2014年度の乗車人員は1日平均871人。10年前よりも300人近く減少したといい、同支社では「利用者の減少により、新駅舎は無人駅とするため、トイレの管理が難しいと判断した」と、トイレを設置しない理由を説明する。 これに反発し、署名活動を始めたのは、扇山を活用し、地域の活性化に取り組む地元の住民団体「