フランス南西部ジェール県レクトゥールにあるブルー・ドゥ・レクトゥール社の作業場で働く染色職人たち(2015年6月11日撮影)。(c)AFP/REMY GABALDA 【11月29日 AFP】かつてフランス南西部に富をもたらし、英詩人チョーサー(Chaucer)の詩にうたわれ、ナポレオン(Napoleon)軍の 制服に使われたりした青い染料「大青(たいせい)」を、米国生まれのドゥニーズ・シメオンランベール(Denise Simeon-Lambert)さん(60)らが復活させた。 シメオンランベールさんはこの染料を、南仏で話されているオック語の単語を使って「パステル」と呼び、「私たちがこの『パステル』をファッション の世界に復活させたのです」と胸を張る。「ディオール(Dior)」や「シャネル(Chanel)」といった有名高級ブランドも使っているという。 その昔、同地域の染料業者らに大きな富をも