5月28日、米国に遅れること10ヵ月、ついに日本でも『Chromecast』が発売になった。なぜ遅れたのか? Google日本法人・パートナー事業開発本部の林豊統括部長(以下、林氏)は「うれしい悲鳴だったのが、予想以上に販売が好調で生産や供給に課題があったから」とする。他方で、「日本でローンチするには、しっかりと日本のコンテンツへ対応する必要があった」とも語る。林氏の言う「日本のコンテンツ」こそが、ドコモの映像配信サービス“dビデオ”とKDDIの“au ビデオパス”ということになるだろう。 日本の対応サービスを発表する林氏 この点は、同じように見える“スマホからワイヤレスで映像を飛ばす”技術の中で、アップルの“AirPlay2や業界標準のひとつである“Miracast”と、Chromecastの立ち位置の違いを示している。 AirPlayやMiracastは、本質的に“絵や音をミラーリング
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