米西部コロラド州ブルームフィールドで約5年前に行方不明になったメスの三毛猫ウィローが14日、約2600キロ東のニューヨーク・マンハッタンの街角で発見された。AP通信が伝えた。 北海道・宗谷岬-沖縄本島間にあたる距離を旅したウィローは6歳になり、体重も約700グラム増えて約3.2キロに成長。14日、マンハッタンの路上で拾われ、動物愛護団体の検査で体内に埋め込まれた識別用のマイクロチップの存在が分かり、飼い主との再会が実現することになった。 自宅周辺でコヨーテに襲われたと思っていた飼い主は「信じられない」と大喜びしているという。 ペット用のマイクロチップは世界的に普及が進んでおり、フランスやシンガポールなどでは装着が義務化されている。米国や日本の普及率は数%だという。【秋山信一】