お茶の水女子大学へのトランスジェンダー学生受け入れをきっかけにSNSを中心に論争が起こっている。WANでも「トランス女性に対する差別と排除とに反対するフェミニストおよびジェンダー/セクシュアリティ研究者の声明」をはじめ特集記事を掲載してきた。私も賛同人の一人である。しかしツイッターをやらないので、ツイッター上での経緯をよく知っているわけではなく、この件について積極的には発言してこなかった。しかし今回投稿された石上氏の主張について、とりあえず思うことを書いてみたい。この問題は、女性がかつての「男性専用スペース」で経験して来たことと類似しているからであり、その経験を思い出してみたいと思ったからである。また「排除ではない」と言いながら実際は極めて強い排除の意図が感じられることにも強い懸念を持つからである。 女子大へのトランスジェンダーの入学それ自体には反対ではない、と投稿者は言っているようである