タグ

ブックマーク / viking-neurosci.sakura.ne.jp (12)

  • 論文捏造で3年総額1億7000万円の研究費をせしめる? — 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 元熊大の准教授らを処分 論文捏造で名古屋市大 – 熊日 Retraction Notice to: The Chromatin-Remodeling Complex WINAC Targets a Nuclear Receptor to Promoters and Is Impaired in Williams Syndrome / 告発サイト / 筆頭著者の受給グラント詳細 , その受給額詳細 , その告発内容 2つの論文捏造事件に関する情報が飛び込んできました。まず1つ目は主に熊大で起きた論文捏造をわざわざ被疑者の現在の所属先である名古屋市大が調査した上、処分するという事態に発展したもの。19という捏造論文の多さが目を引く事件だというのが僕の印象です。 そして2つ目が、実は研究者コミュニティの間では口コミで囁かれ続け、有志による告発サイトが立ち上がって以降は海外

    houyhnhm
    houyhnhm 2012/04/05
    現行のシステムが~というより、生命科学分野で運用されるシステム(これからも含む)全体の問題。他の科学者のモチベーションではなく、詐欺のモチベーションとして考えるべき。
  • 対岸の火事と呼ぶには生々し過ぎる:スペインで科学研究管轄省庁が廃止&科技予算も6000億円以上カット – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 Spanish changes are scientific suicide – Nature News, 15 February 2012 海外の話ですが、とんでもないニュースが突然舞い込んできました。非常に大事な話題だと思いますので、全文を(意訳だらけですが)要約しておきます。 スペインからついに科学政策担当省庁が消える。昨年(2011年)末、新政権は科学政策を経済競争省に移管することを決定した・・・最も科学政策を担うにはふさわしくない省庁に、である。スペインでは今や科学研究予算の増額は望まれていない。実際、現在予定されている108億ユーロもの予算支出削減のうち、半分が科学研究に関するものだ。近日中に発表される2012年度予算でも削減の的となるのは容易に予想がつく。 国の方針は明確だ。スペインにおいて、もはや科学研究は優遇されない。確かに、スペインは今や深刻な財政危

    houyhnhm
    houyhnhm 2012/02/17
    流石に、EU縛りの中でデフォルト気味の国なのでなあ。
  • ポスドクからテニュアの大学教員になれるのは毎年2%弱だけ:不完全ながらも重要なデータとなったポスドクの実態調査より – 大「脳」洋航海記

    神経科学系のポスドクが、脳研究に関する論文・神経科学の大衆化・ポスドク問題・ワインetc.についてマニアックに綴るblog 【ポスドク問題】 ポストドクター等の雇用・進路に関する調査-大学・公的研究機関への全数調査 (2009 年度実績) – NISTEP ニュースでは微妙に耳にしていましたが、実際にこういう詳しい資料がリリースされていたというのを実は僕は全く存じておりませんでした。  ということで取り上げてみようと思います。ちなみに記事タイトルの「不完全ながらも」という但し書きは、「究極的には機関ごとの集計値を各機関が自己申告したもので構成されるデータなので当の全数調査であるかどうかは保証できない」という内部情報に基づいております。 ところで、まず最も大事なのはこの調査での「ポスドク」の定義です。概要PDFには、以下のように冒頭に書いてあります。 ポストドクター等: 博士の学位を取

    houyhnhm
    houyhnhm 2012/02/15
    「新卒採用偏重」と言われる通常の就職よりも上手いことレールに乗らないと天下る道がない。/本当はポスドク内のカテゴリ分析が必要。2%と98%の違いは単なるくじではもうありえないわけで。
  • 世界規模で縮減するバイオ系サイエンス:米は壊滅、欧州も衰退、日本は横這い、中国とインドだけが伸長 – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 Funding in 2012: “great recession” starts to bite (Macilwain C, Cell. 2012 Jan 20;148(1-2):14-6) Biomedical research budgets are frozen or falling in developed countries. Can expansion in developing nations continue as economic contagion spreads? 当blogでCellの記事を取り上げるのは珍しいのですが、今後の世界レベルでの科学技術予算動向を占う上で大変重要な資料なので取り上げてみました。 Cellにアクセスできる方には是非お読みいただきたいのですが、これはもう見たまんま。ズバリ「天気予報に喩えて」2012年のバイオ系サイエンス

  • 任天堂の脳トレには高齢者の認知機能の一部に限って向上させる効果がある:ついに実証研究が査読論文の形で出てきた – 大「脳」洋航海記

    【脳研究 – reviews&issues&ニセ科学問題】 Brain Training Game Improves Executive Functions and Processing Speed in the Elderly: A Randomized Controlled Trial (Nouchi R, Taki Y, Takeuchi H, Hashizume H, Akitsuki Y, Shigemune Y, Sekiguchi A, Kotozaki Y, Tsukiura T, Yomogida Y, Kawashima R, PLoS One. 2011;7(1):e29676) <当blog関連記事> 「脳トレ」に効果なし:英国での大規模な疫学的調査がもたらした結論と今後の展望 「『脳トレ』に効果なし」論文その後の反響:個人的には査読付き論文ベースでの学術的議論が展

    houyhnhm
    houyhnhm 2012/01/15
    流石に全部で28例ではなあ。
  • 過当競争に喘ぐ日本のアカデミアと、その明るくない展望と – 大「脳」洋航海記

    【ポスドク問題】 文系の研究者になりたい人達に知っておいてほしいこと – bluelines 大学の教員になりたい全ての人のために – 生駒日記 日のアカデミアの将来はきっと明るい – むしブロ+ 日のアカデミアの将来は明るい、か? – lochtextの日記 公募のしくみ – bluelines 上記リンク筆頭のgorotakuさんの記事が大変な反響を呼び、それに連なる反応エントリが続々と出てきているようです。それらのエントリを既にお読みの方も多いと思いますが、1センテンスずつでまとめるとこんなところでしょうか。 大学教員(研究者)になる=応募者の中で絶対に1番になることであり、絶望的なぐらい困難で覚悟の要る挑戦 大学教員公募を勝ち抜くのは大変だし、ノウハウも要る 就活競争激化によって競争原理が働き、近い将来日のアカデミアは優秀な研究者だけが残るはず (3.への反論)むしろ過当競争

    houyhnhm
    houyhnhm 2012/01/09
    論文=業績、というところが妙に進んでしまった気配はある。
  • fMRIニューロフィードバックで無自覚のうちに知覚学習を引き起こすことができる:「脳を鍛える」という概念を根本から覆す革新的な研究 – 大「脳」洋航海記

    【脳研究 – reviews】 Perceptual Learning Incepted by Decoded fMRI Neurofeedback Without Stimulus Presentation (Shibata K, Watanabe T, Sasaki Y, Kawato M, Science. 2011 Dec 9: DOI) 実はScience誌発表よりかなり以前からcorresponding authorでおられるBUの渡邊武郎先生から直接伺っていたのですが、ついに出ました。旧知の友人である1st authorの柴田君(この研究のために日米を短期間で何往復もしたと聞き及んでおります)もこれが初めてのCNS掲載ということで、当に当におめでとうございます! この研究はMGHの佐々木由香先生、並びにATR-NAISTの川人光男先生も名前を連ねておられ、まさに日米をま

    houyhnhm
    houyhnhm 2011/12/09
    走りの研究としては興味深い。
  • 私家版:科研費研究調書Word書式の罫線対策 – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 方法】 できるだけ「罫線」ツールでは罫線を引かない 罫線を引く時は右クリックメニューの「セルを分割する」コマンドで行方向に分割することで(結果的に)罫線を引くようにする 「セルを分割する」コマンドを同時に列方向に繰り返して、同じ数の列方向の罫線を引く 要らない罫線は「罫線」ツールの「消しゴム(削除)」コマンドで消せる 罫線の垂直方向の位置をいじったことでページ下端に余白ができた(or ページをまたいではみだしてしまった)時は、一番下から2番目(or一番下)の罫線をドラッグして下に引っ張る(or上に押し込む)ことで調整する テキストは元の書式に直接書き込まず、テキストボックスを描画してその中に書く(各種明細以外の欄では) 科研費申請の季節になりました。もう〆切を過ぎたところもあるかと思いますが、庁の〆切まではまだ間がありますのでこれから追い込みという方もおられることでしょう。

    houyhnhm
    houyhnhm 2011/10/21
    Word2003?/うーん、もう少し構造的に考えた方が良いようなきが。
  • 男女別学推進はニセ科学の賜物:Scienceのルポルタージュが報じる「似非脳科学」に冒される教育現場の姿 – 大「脳」洋航海記

    【脳研究 – issues&ニセ科学問題】 Education. The pseudoscience of single-sex schooling (Halpern DF, Eliot L, Bigler RS, Fabes RA, Hanish LD, Hyde J, Liben LS, Martin CL, Science. 2011 Sep 23;333(6050):1706-7) “Single-sex schooling lacks scientific support and may exaggerate sexism and gender stereotyping.” 興味深いルポルタージュがScienceに掲載されていました。2年前にアメリカでは男女別学&男女別カリキュラムを採用する公立学校が全米レベルで拡大しているという話を当blogでも報じたことがありますが、どうや

    houyhnhm
    houyhnhm 2011/10/12
    「青春期に我慢したのだから、後の人生に何か良いことあるべき」みたいな気持ちが無い訳ではないが、何も無いよ(吐血
  • 「女性は地図が読めない」のは男女差(先天的)ではなく文化的影響(後天的)によるもの:空間認知能力における男女差は養育(教育)の影響を受ける – 大「脳」洋航海記

    【脳研究 – reviews】 Nurture affects gender differences in spatial abilities (Hoffman M, Gneezy U, List JA, Proc Natl Acad Sci U S A. 2011 Sep 6;108(36):14786-8) 先日速報したばかりですが、センセーショナルな研究で今後話題を呼びそうな気がするので早速reviewしてみようと思います。 <一般向け> 「男女差」は常に社会の関心の的となってきました。特に科学・工学・技術分野での男女差はことに著しく(ある調査ではこれらの分野で専門家として働く女性は19%に過ぎないとも言われている)、数多くの社会調査指標からもはっきりと見て取れます。しかしながら「男女差は実在するのか?」という議論は往々にして感情的なものになりがちで、その一方できちんとした科学的証拠

  • 突っ込みどころ満載の「カレーでやる気が出てIQも向上」とかいう「お研究」 – 大「脳」洋航海記

    【脳研究 – issues&ニセ科学問題】 カレーは脳を活性化…「やる気」出て、べた直後にIQも向上 – サーチナ 同じニュース – 毎日 一文字目から最後まで突っ込みどころだらけで、何から突っ込んでいけばいいのかもはやわからないようなネタですが、ちょっと突っ込んでみます。最初にこの記事のどこが突っ込みどころかを列挙しておきましょう。 そもそも「IQが7ポイント」上がったところで、知能検査の数値のばらつき幅(上下4-5ポイント)に収まる程度でしかなく、「IQの向上」に意味があるとは考えにくい IQの判定は、来ならばきちんとしたウェクスラーなど評価の確立した知能検査法を用いるべきで、単なる漢字クイズ問題の反応時間の多寡だけで判定するのは無理がある(IQが高い人ほど反応時間が速い傾向があるという論文はあるにはあるが、これをIQ算出の根拠として用いている論文はない) 辛いカレーの方が、ただの

    houyhnhm
    houyhnhm 2011/08/04
    イグが付く方のノーベル賞候補!/クルクミン周りで既に行われている研究のレベルに比べてあまりにしょぼいので、周回遅れなのに何を騒ぐんだろうという感想。
  • 「震災復興で予算が足りないから科研費3割カット」とは一体どういうことか? – 大「脳」洋航海記

    神経科学系のポスドクが、脳研究に関する論文・神経科学の大衆化・ポスドク問題・ワインetc.についてマニアックに綴るblog 【研究 – 全般】 平成23年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金(特別推進研究、基盤研究、挑戦的萌芽研究、若手研究、研究活動スタート支援))の交付決定について 平成23年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金(学術創成研究費))の交付決定について いきなりこんなニュースが飛び込んできてびっくりしたのが先週末。僕も若手Bの継続分を持っているので、決して他人事ではありません。 なお、平成23年3月11日に発生した東日大震災により甚大な被害が生じたことから緊急に財源確保が求められる可能性があり、今後の状況によっては交付額の減額変更を行う可能性があります。この場合、各研究課題の年度交付する補助金の額は、今回の交付決定額にかかわらず減額されることとなりますので、当面、各

    houyhnhm
    houyhnhm 2011/07/14
    ・・・・・・カットの理由知る前に、そもそもどうやって支給額が決まるか知ってるのが先じゃない?
  • 1