著: 船引亮佑(ガクヅケ) 実家の姫路から車で1時間。山を2、3越え、後部座席で寝て起きたら、フロントガラス越しの山に三日月のマークが見える。あと数分でおばあちゃんち。厳密には「おばあちゃんおじいちゃんち」だが「おばあちゃんち」ってなんかずっと言ってた。 兵庫県佐用郡佐用町。星がキレイな田舎。盆と正月には必ず家族で帰って、運が良ければいとこ家族が何人かいるみたいな、ちょうど良い田舎。小さい僕は、そのときどのいとこが何人帰ってきてていつまでいてとかもあまり把握してなくて、とりあえずいまお気に入りのボードの人生ゲームや64の本体とコントローラーを「それも持っていくん?」と言うおかんの声を背に車に積んで結局あんま誰もおらず、常に積んであるグローブとボールでおとんと2人近所の開放されている廃小学校でキャッチボールをするだけみたいなこともあった。 そうちょうど良い田舎。これがほんとにちょうど良くて、
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