新年最初、1月の日本フィル東京定期はマエストロ飯守のブラームスがメイン。今年古希を迎える飯守泰次郎の振るブラームス最後のシンフォニーに期待が高まります。プログラムは、小山清茂/管弦楽のための《鄙歌》第2番(日本フィル・シリーズ再演企画第4弾) 湯浅譲二/交響組曲《奥の細道》 ~休憩~ ブラームス/交響曲第4番 指揮/飯守泰次郎 コンサートマスター/扇谷泰朋 フォアシュピーラー/江口有香 ソロ・チェロ/菊地知也ここ数シーズンの日本フィル東京定期は古今の交響曲の再発見が大きなテーマですが、同時に同団創設以来の大きな柱であった「日本フィル・シリーズ」の再演プロジェクトも重要な隠れテーマになっています。 これまで井上による吉松作品、尾高による三善作品、広上による武満作品が取り上げられてきましたが、今回はシリーズ第27作である小山作品が取り上げられました。各オーケストラが同時代の作