宮城大半年遅れの入学式 感謝しながら学業励む 新入生を代表して抱負を述べる今野栞里さん=24日午前10時30分ごろ、宮城県大和町の宮城大 宮城大(宮城県大和町)の入学式が24日、同大大和キャンパスの講堂で行われ、学部生と大学院生の計496人が式に臨んだ。東日本大震災の影響で当初予定されていた4月から、ほぼ半年遅れての開催となった。 西垣克学長は式辞で「震災後、従来の価値観は変革を迫られている。みなさんも何のために大学に進学したかを深く考え、いかなる環境でも生き抜く強い力を養ってほしい」と激励した。 新入生を代表して、看護学部の今野栞里さん(18)が「津波で失ったものは大きいが、復興を目指して誰もが頑張っている。ボランティア活動などできることに取り組みたい」と意気込みを述べた。 事業構想学研究科の今野亮介さん(23)は「半年遅れの入学式となったが、大変な状況下でも学業に励むことができる