4月上旬の刊行予定です。 ディヴィッド・ルーリー・著 青山学院大学文学部日本文学科・編 小川靖彦・企画 『世界の文字史と『万葉集』』(笠間書院) The Man’yōshū and the World History of Writing ISBN978-4-305-70695-9 C0081 定価:本体600円(税別) A5判・並製・64頁 日本の文字の進化論的図式は正しいのか。 漢字から「万葉仮名」へ、そして平安時代の仮名へ。 『万葉集』を世界の文字史から見ると、7・8世紀の日本の書記や文学の歴史の問題がより明らかになる。 「万葉仮名」は歌を書くなかで生み出されたのではなく、 書くためにふさわしいメディアとして意識的に選びとられたものであった。 『万葉集』を通して世界を見るダイナミックな視点も提示。 古代日本の研究成果が、世界の文字史研究に寄与することを説き、日本古典研究の明日を拓く。