白蛇伝 ジャングル大帝 (前史) 1893年に、今日の映画であるシネマトグラフが発明される以前、フィルムを用いない映像玩具がありアニメーションの元祖とされるが、その一種であるゾートロープを改良したプラキシノスコープを使って1888年からフランスのエミール・レイノーがパリの蝋人形館で「光学劇場」と称して作品を上映していた。その内容は物語付きの数分間のアニメーションと言えるもので、着色も成されたものだったという。フィルムによるアニメが制作されると、カラーフィルムの発明されるのを待たずに、フィルムに1コマずつ直接着色するという手法で早くからカラーのアニメが制作されている。例えば、ウィンザー・マッケイの短編作品『リトル・ニモ』は1911年の公開である。1932年にディズニーが初めてフルカラーで製作した『花と木』を公開して以降、第二次大戦前にはアメリカではカラーによる短編アニメが盛んに製作された。1