徳川時代から現代までの近現代史を専門とするハーバード大学のアンドルー・ゴードン教授が、日本経済の長期的停滞である「失われた20年」についての研究を進めている。 バブル崩壊に続く景気低迷、社会構造の変化、日本人の自信喪失、東日本大震災がもたらした影響などをとらえ、その多くを日本だけの問題ではなく、他のどの先進国もが経験し得る世界史的な事態としてとらえようとするものだ。今に生きる人々を対象としたそのアプローチは、社会学、経済学、文化人類学などの分野にも接し、歴史学の枠組みを大きく広げる。 200年というスパンで見たとき、「失われた20年」がどのように位置づけられ、さらにはその先にどのような日本の姿が見えてくるのだろうか。 徳川時代から現代までの近現代史を専門とするハーバード大学のアンドルー・ゴードン教授が、日本経済の長期的停滞である「失われた20年」についての研究を進めている。 バブル崩壊に続
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