中央大学の竹内健教授ら研究グループが、ミドルウェアの修正だけで書き込み速度や消費電力、書き換え可能回数などを大幅に改善できるという技術を発表した(日経新聞)。 NANDフラッシュメモリでは、書き込み時に実行される断片化されたデータの再配置および無効な領域のブロック単位での消去処理によって書き込み速度が大幅に低下する。ミドルウェアでの処理でこれを回避することで、書き込み速度を向上できるという。 具体的にはデータの書き込み先ブロックを制御するアルゴリズムを改良することで断片化やブロック単位での消去処理を減らすとのことで、シミュレーションでは書き込み速度を最大4倍にでき、また消費エネルギーや書き換え回数も減ったという。この技術はハードウェアの変更なしに利用できるため、現行のSSDでもすぐに利用できるという。