東京・世田谷区による独自のPCR検査方式「世田谷モデル」が、28日の区議会本会議で可決される見通しとなったという。 保坂展人区長のパフォーマンスとも言われるこの案件。最初の発表の段階から、地元医師会が公式サイトで「医師会員の出務協力及び義務などはありません」などと冷ややかな見解を示し、アゴラでも「無差別PCR検査が風評被害を生み出す」(池田信夫・アゴラ研究所所長)、「世田谷モデル採用予定としていた東大先端研の児玉龍彦名誉教授のプール方式の実証試験は、目論見が外れて失敗」(稗島進区議)などの問題点が指摘されてきた。 区議会でも稗島氏らが追及して撤回を要求。区議会では当初、最大会派の自民党からも「国や都と連携せず、区が独自に税金を使って実施する必要性はあるのか?」などと疑念をぶつけられ、区長サイドは「誰でもどこでも何度でも検査を受けられる」とぶち上げていた内容を修正するなど対応は混乱した。世田