1. 短縮参照とは SGML には、マーク付けを簡易化するための方法の一つとして短縮参照という機構が用意されている。 短縮参照というのは、一般実体参照を拡張した機構である。例えば、一般実体参照を用いると という文字列を &address; と表現することで済ませたりできるが、短縮参照では、これをさらに @ という一文字で表現したりすることが可能になる。 一般的な実体参照・文字参照は"&;"や"%;"、"&#;"といった参照区切り子で実体名括って表す。これに対し、短縮参照では特定の要素中の任意の文字列を(区切り子・実体名を併せた)実体参照と見做すことができる。 2. 簡単な例(短縮参照を用いた ruby 要素の定義例) XHTML 1.1 のruby要素は以下のように記述するよう定義されている。 例1: XHTML 1.1 のruby要素のマークアップ例 <ruby><rb>ルビベース</r