特集「地方銀行ランキング」の他の記事を読む 「コロナ禍によって、足元の業績は好転した」。ある地方銀行の財務担当者は、経営の内情についてそう語る。実際に2021年度決算を見ると、地銀99行の純利益合計は、23.1%の増益という結果になった。 構造不況に陥っているはずの地銀が、いかにしてコロナ禍をしのぎ、業績を好転させたのか。その主な要因の1つが、信用保証協会の保証付き融資だ。貸し倒れが発生した際の損失が補塡されるため、地銀はリスクを負わずに収益が底上げされている。 特需の一巡で過去の融資が焦げ付くリスクも ただ、この特需も一巡し、2022年後半から2023年にかけて、融資の返済は本格化する。返済できずに息切れする会社が現れ、過去の融資が焦げ付くリスクもある。 ジリ貧の構図が依然として変わらない中で、今後生き残ることができる地銀はどこなのか。東洋経済では、地銀全99行の個別決算を分析。最新決算
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