東京都内の男性最高齢の111歳とされていた足立区千住、無職加藤宗現さんが自宅で白骨遺体で発見された事件で、家族が聴取に対し、加藤さんは三十数年前、「即身成仏する」と自室に閉じこもり、その際「絶対にドアを開けるな」と告げた、と話していることが、捜査関係者の話でわかった。 また、家族は、「(加藤さんは)厳格な性格で、誰もその後、部屋のドアを開けることはなかった」と説明しているという。警視庁千住署は、加藤さんがそのまま死亡し、放置された可能性が高いとみて調べている。 同署幹部によると、加藤さんの孫娘(53)は同署に対し、加藤さんが自室に閉じこもった時の様子について「『水も食事もとらん。絶対にドアを開けるな』と告げ、自分から部屋に閉じこもった」と説明している。 同署が今月28日、加藤さんの遺体を発見した際、部屋にはホコリが積もっており、人が立ち入ったような形跡はなかったという。孫娘は同署に対し、「