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  • たくさん稼いでもカツカツなアメリカ人 - Willyの脳内日記

    オバマ政権は年収25万ドル以上の世帯の所得税を 引き上げようとしているが、富裕層からあからさまな反対の 声がたびたびメディアで取り上げられている。その内容はおおよそ 「年収25万ドル超だが生活はカツカツだ」というものである。 以下は、シカゴ大学法学部教授のTodd Henderson氏の主張を Himaginaryさんの日記経由で引用したものだ。 ちなみに、この教授の世帯所得40万ドル超と推定されている。 オバマ政権は、ブッシュ減税廃止により、25万ドル超の収入を得ている家計の 税金を引き上げようとしている。自分は法学教授であり、も医者として働いて いるので、その25万超のカテゴリに入ってしまう(ただし、大幅に超えている訳ではない)。 だが、家計内容は火の車に近く、増税を賄う余地は無い。 家計の最大支出項目は税金で、連邦税と州税を合わせて10 万ドル近くに達する。 2番目の支出項目は不動

  • 減価償却費を払う日本人、金利を払うアメリカ人 - Willyの脳内日記

    アメリカに来る前に私が持っていたステレオタイプは、 日人は生活を切り詰めてでもお金を貯め、 アメリカ人は借金をしてでも消費するというものであった。 いまでもこれは別に間違っているとは思っていない。 マクロでは日の貯蓄率は高齢化でアメリカ並みに下がっているが 日は高齢化が進んで貯蓄率は構造的に低くなることを考慮すれば 日人はまだまだ貯蓄好きだと言えるだろう。 しかし、しばらくアメリカに住んで思うことのは、 日人とアメリカ人ではお金の使い方が随分違う のではないかということだ。 一見倹約家に見える日人は、減価償却費をかなり払っている。 日では多くの人が新築で家を買うし、車は平均的に新しい。 2007年時点で日の乗用車の平均車齢は約7年だが、 米国では9.2年(NADA調べ, wikipediaより)だそうである。 私の友人は、米国にいたとき中古車を個人売買で安く買い、 2年間乗

  • 楽天の英語公用語化がビミョーな理由 - Willyの脳内日記

    楽天が2012年末までに社内で英語を公用語にすると発表した。 オーナー経営者の三木谷社長の強力な意向で決まったのは想像に難くない。 確かに、製造業を除く日企業の海外進出がなかなか進まない現状を見ると、 言語面を強化しなければならないという問題意識は良く分かる。 英語を公用語化することには以下のようなメリットがあると思われる。 1.海外からの人材獲得が容易に 今後アジア市場などを開拓するにあたって、 優秀な幹部を雇用するには言語環境が英語である事は重要だろう。 現在、アジア域内で優秀な人材の多くが 米国・シンガポール・香港に集まってきている事実はこの事を裏付けている。 バックオフィス部門を海外、例えばインドなどに移管する際にも 社内が英語化されていれば障壁が低くなる 一方で、楽天は雇用慣行も米国を意識したものに変える必要がある。 採用のトップ画面が、「新卒」「中途」「MBA」なんて分類にな

  • AKB48と「賢いにもほどがある」ベッキー・クルーエル - Willyの脳内日記

    Rionさんのブログで知ったのだが、 慶応の金子勝教授がAKB48についてブログ記事を書いている。 この記事自体の妥当性の判断は各読者にゆだねるとして、 確かにAKB48は、非常に日人的な行動パターンに依存して 成り立っている「システム」だと思う。 アイドルや、歌手、タレント、女優になりたい女の子は どこの国にもたくさんいるものだし、競争も激しいだろう。 しかし、あらゆるキャリアにおいて、競争が激しい時に取るべき戦略は、 闇雲に競争相手と戦うことではなくニッチを埋め差別化することだ。 だが、日人はどうも、ブランドとか知名度に拘って 競争に自ら頭を突っ込んでいくのが好きだ。 AKB48にしても、トップ5人とか10人に入れる人は構わないだろう。 とりあえず名前を売って、なんとか将来的にペイする出口戦略を考えられそうだ。 しかし、CDにも入れてもらえないような人が望み薄なのを承知で 頑張った

  • アメリカの住宅市場が崩壊中? - Willyの脳内日記

    最近、家を買いたい…というよりはどちらかというと 家賃を払いたくないという動機で家を探しているのだが、 アメリカ住宅市場では、4月末日で政府から住宅購入者に払われる 最高8000ドルの補助金が終了し冷え込みが予想されている。 買う側にとっては喜ばしいことだ。 8000ドルの補助金が終われば価格への影響は最大で8000ドルか というと必ずしもそうではない。アメリカでは通常20%程度の 頭金で家を買う人が多いようなので、流動性制約という観点からは 8000ドルにレバレッジがかかって効いてくる可能性もあり 影響を見極めるのは難しい。 これに先駆けて、私の住むデトロイト圏郊外のTroy市周辺では既に 住宅が値下がりを始めているようだ。価格帯別に分けると、補助金の 駆け込み需要のせいで10万ドル前後までの物件がかなり品薄になる一方、 それ以上の価格帯では大幅に下落している感がある。 昨日不動産エー

  • 起業したい若者に対する大人の本音 - Willyの脳内日記

    先日 Chikirin さんへのラブレターの中で指摘した通り、 日起業しようという若者は非常に少ない。 終身雇用制、強い規制、様々な参入障壁といった複雑な要因が絡みあっているが 私は、起業をする人に対する世間の目が冷たいことも一つの障害 となっているような気がしてならない。 そこで保守的な日人の音を探るため、 インターネット掲示板「発言小町」を使って反応を見てみよう。 なお「発言小町」とは読売新聞が運営している作文投稿サイトで 全国の保守派のボランティアが審査員を務める。 800文字の字数制限と読売新聞社の検閲という 厳しい制約下でいかに人気を集めるかが競われる。 まず、私が投稿したサンプルは次のようなものだ: 「大学3年生ですが、就職活動を辞めようと思っています。」(OES) 都内の私大3年生(男)のOESと申します。世は就職氷河期真っ只中ですが、大学の就職説明会で「新卒は凡人が

  • 池田信夫氏らの政治姿勢 - 統計学+ε: 米国留学・研究生活 

    最近、池田信夫氏と池尾和人氏が経済問題に関してよく 発言しており、それなりに人気も高いようだ。 また、金融日記の藤沢一希氏も知名度の点ではやや劣るが同じ思想を共有している。 その主張は一貫しており、大雑把に言うと次のようなものだ。 1.国債残高が高水準なので財政政策に出来ることはもはやあまりない。 2.短期金利はすでにゼロなので金融政策に出来ることももはやあまりない。 3.マイルドなデフレは大して悪くない。 4.日は構造改革でサプライサイドを強化すべきだ。 1~3は現在の日のマクロ経済の状況の下では根拠が薄弱だが、 彼らは持ち前の知識を活かして、読者をうまく煙に巻く事に成功している。 例えば、以下は池田信夫氏の最新のブログ記事だ >日銀の白川総裁が、テレ東のWBSに出演した。おもしろかったのは、 >冒頭の「あなたはインフレとデフレのどっちがいいですか?」という >街頭アンケートで、答が

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