<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2010年10月14日 (木)時論公論 「中央アジアと深刻化する若者の貧困」 中央アジアの貧しい国キルギスとタジキスタンで若者たちの失業と貧困が国を不安定化する原因となっています。 中央アジアはロシア、中国、イラン、アフガニスタンに囲まれたまさにユーラシアの中心にあります。 キルギスとタジキスタンはその南端、山に囲まれた石油やガスなどの資源の乏しい貧しい国です。 今年キルギスでは若者らの民衆蜂起で政権が崩壊し、タジキスタンではイスラム過激派の思想が若者たちに浸透しています。 世界的にテロや民族紛争が続発する地域では若者たちの貧困失業が深刻で、それをどのように克服するかが国際社会の重要な課題となっています。 きょうはその中で中央アジアの若者の貧困と失業について考えてみます。 今年4月キルギスの首都ビシケクの民衆蜂起の様子です。農村から来た