編集部 2019.02.27 「本当は登山に必要なものって、ほとんどないんですよ」サバイバル登山家・服部文祥インタビュー 登山といえば必要な装備を揃え、安全に登るのが鉄則。しかし世の中にはそれでは飽き足りない人もいます。今回インタビューしたのはサバイバル登山家の服部文祥さん。食料を持たず、必要とあらば動物の命を奪い、食べて、生きながらえるという山登りのスタイルを実践しています。自然と向き合い、自分にとって何が本質的なことなのかを問い直してきた服部さんの考える、お金を持つ意味とは? ──「サバイバル登山家」を名乗る前はどのような活動をされていたのでしょうか? 世界レベルの登山家になりたいと思い、世界でも険しいといわれる山への登頂を目指して活動をしていました。ただ「本当にトップレベルになれるかどうか」という点においては意外と冷静で。近いところまではいけても、トップにはなれない予感もしていました