朝鮮学校を高校授業料の実質無償化の対象に含めるかどかをめぐり、大阪府の橋下徹知事は10日、報道陣に「資金と役員。(朝鮮総連との)人的つながりと金銭的つながりが重要な要素(になる)」との考えを示した。今後、朝鮮学校を視察する際には「政治と教育が区分けされているか確認する」と述べた。 知事は「教室に不法な国家のリーダーの肖像画を掲げている学校であれば認められない」とも述べ、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の肖像画が教室にあるかどうかも確認する意向。「朝鮮総連との今後のかかわりについて宣誓書をとるのかもポイント」と主張した。 さらに「不法な国家体制とつきあいがあるなら、僕は子どもたちを取り戻し、ちゃんと正常な学校で学ばせる。そうしないと朝鮮の皆さんに対する根深い差別意識が大阪府からなくならない」とも語った。