日本インターネットプロバイダー協会など通信関連の4団体はこのほど、動画投稿サイトやP2Pソフトの利用普及などで加速するトラフィック増大に対応するためのガイドライン案をまとめた。トラフィックや帯域を占有している客観的データの裏付けがあれば、「ヘビーユーザー」のネット利用に一定の制限を行うことなどを盛り込んでいる。 国内のインターネット回線でダウンロードされるデータ総量は加速度的に増加している(出典:総務省) 総務省の推計では、国内のインターネット回線でダウンロードされるデータ総量は、04年9月に毎秒270Gビットだったのが、07年5月には約720Gビットとなり、2年で2倍のペースで増加している。また、通信量に関しては、あるISPの場合、P2Pユーザーの上位10%が全トラフィックの60%以上を占めるなど、「ヘビーユーザー」の問題が顕在化している。 同省が2006年11月から2007年9月まで開