ブックマーク / utebahibiku.seesaa.net (2)

  • リズムは腎、メロディは肝が主る 2: 徒手空腹

    高槻の鍼灸・マッサージ師が、ある時期に思いつくままに書いていたブログですが、2024年2月からは活動の告知用などに使用することになりました。 前回ちょっとした実験で意識できると書いてしまった。中国医学の腎や肝という体感不能の存在を前にして、「意識できる」と言うのは不適切だったかもしれない。筋肉の動きと音の扱いに関係があることがわかれば、おのずとその筋に関係のある臓腑とのつながりも理解できる、ぐらいの意味にとっておいて欲しい。 まっすぐ立って「ア~~~」と声を出しながら、体を前に曲げたり、後に反ったりしてみる。前屈すると低い声が出やすく、後に反ると高い声が出やすい。曲げる部分が腰でなく頸ならば、もっと明確だ。同じようなことを側屈(左右に体を倒す)で試しても、あまり変わりはない。左右どちらに、またどれだけ倒しても音の高低のとりやすさに変化はない。 メロディは身体の前後の動きによって操作されやす

  • リズムは腎、メロディは肝が主る(つかさどる): 徒手空腹

    タイトルの言葉は何年か前の朝、起きる直前の夢の中で聞いた言葉である。なので出典があるか、ないかわからない。誰かから聞いた知識で忘れていたのが、夢の中で再生されただけの可能性もある。珍しい考え方ではないからだ。 メロディは天上界からの贈り物であり、リズムは大地からの生まれるものだいう。空気の振動の違いによって生まれる音の高低が、旋律となって人の耳に届く。天からの便り「風」は世界の始まりからある音楽である。 人の身体において、風を受け、風から身を守るものは肝である。肝は五行で木に属する。森林は風を受け止める砦なのだ。 リズムはビートであり、重力によって生ずる。風は水平に走るが、水は必ず下へ落ち、火は必ず上に昇る。上下運動がリズムを生むのだが、人体でこれを統括しているのは腎なのだ。腎は五行では水に属するが、命門相火という火を抱えている。 これらのことはちょっとした実験で意識することが出来る。

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