新香川県立体育館の設計を巡り、有名建築家たちが火花を散らした。高松市内にある県庁舎で5月22日、香川県が「新香川県立体育館基本・実施設計業務公募型プロポーザル」の公開プレゼンテーションを開いた。一般の傍聴者約130人が見守るなか、プレゼンテーションをした最終候補者は5者。SANAAやSUEP.、日建設計・タカネ設計共同企業体(JV)、坂茂建築設計・松田平田設計のJV、藤本壮介建築設計事務所だ。最終結果は6月上旬に発表される予定だが、白熱した会場の様子と、5者の提案内容を先にリポートする。 香川県庁舎(高松市)で行われた「新香川県立体育館基本・実施設計業務公募型プロポーザル」の公開プレゼンテーション。一般の傍聴者約130人が見守るなか、SANAAやSUEP.など5者の提案が激突した。写真は評価委員の質問に答える、ともにSANAA代表の西沢立衛氏(左)と妹島和世氏(右)(写真:日経アーキテクチ