掩体壕とは 掩体壕(えんたいごう)とは航空機の格納庫の一種で、敵機の攻撃から機体を守るための、いわば戦闘機のシェルターです。屋根のある有蓋(ゆうがい)掩体壕と屋根のない無蓋(むがい)掩体壕の2種類があり、有蓋掩体壕は鉄筋コンクリート造でヴォールト(カマボコ)型やドーム型の形状をしています。 太平洋戦争中には各地の旧日本軍の飛行場に掩体壕が建設されました。戦後、役目を失った多くの掩体壕は解体されたものの、現在もいくつかの掩体壕が残っています。自治体が文化財として保存しているものから、民家の倉庫や車庫に使われているものまで、その保存状態は様々です。 10基が現存する一大掩体壕群 城井(じょうい)掩体壕群は大分県宇佐市に現存する掩体壕の一群です。10基もの掩体壕が残っており、戦争遺跡に関心がある人々の間では全国屈指の掩体壕群として知られています。 水田地帯だったこの地に宇佐海軍航空隊が設立された
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