クリックして拡大するビルの揺れがアルミ板上に最大で23センチの針の移動として記録=27日午前、宮城県仙台市(栗橋隆悦撮影) 東日本大震災で震度6強を記録した仙台市宮城野区。免震構造のオフィスビル「仙台MTビル」の地下にあるアルミ板には、ビルが最大で約23センチ動いた痕跡が残され、横揺れのすさまじさを物語った。 積層ゴムとすべり板でできた特殊な柱で揺れを低減させる免震構造。震度5以上の揺れが発生すると、ステンレス製の針が、揺れの状況をアルミ板に記録する仕掛けだった。
クリックして拡大するビルの揺れがアルミ板上に最大で23センチの針の移動として記録=27日午前、宮城県仙台市(栗橋隆悦撮影) 東日本大震災で震度6強を記録した仙台市宮城野区。免震構造のオフィスビル「仙台MTビル」の地下にあるアルミ板には、ビルが最大で約23センチ動いた痕跡が残され、横揺れのすさまじさを物語った。 積層ゴムとすべり板でできた特殊な柱で揺れを低減させる免震構造。震度5以上の揺れが発生すると、ステンレス製の針が、揺れの状況をアルミ板に記録する仕掛けだった。
九段会館 日本遺族会(会長=古賀誠衆院議員)が、東京都千代田区にある「九段会館」を閉館し、建物を国に返還する意向であることが7日わかった。同会館は東日本大震災で天井が崩落し、2人が死亡。会館内のホールやホテルなどは現在休業している。 4月中旬に遺族会が理事会評議員会を開き、会館の営業を廃止することを決めた。所管する厚生労働省にも通知した。百数十人いる職員も解雇する方針だという。遺族会の関係者は「苦渋の選択だ。しかし2度とあのような被害を出してはいけない」と語った。遺族会の中では、歴史的な建造物として保存を望む声が強いという。 同会館は1934年に完成。36年の2・26事件では戒厳司令部が置かれた。戦後は連合国軍総司令部(GHQ)が接収していたが、53年に「日本遺族会に対する国有財産の無償貸し付けに関する法律」が成立し、遺族会が国から借り受けて運営していた。
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