LEC東京リーガルマインド大学(本部・東京都千代田区)を運営する株式会社東京リーガルマインドは18日、取締役会を開き、来年度以降の学生募集停止を正式決定した。在校生には全員に一斉メールで通知した。 この日、学長で、マインド社の社長でもある反町勝夫氏は、「このような事態に至りましたことを深くおわび申し上げます」との談話を出した。千代田区の校舎1階には学生向けの説明文書が張り出された。3年の男子学生(20)は「後輩が来ないのは寂しい。でも、在校生の影響はないということなので、これまで通り勉強を頑張ります」。また、3年の女子学生(21)は「うわさは聞いていたので、みんな覚悟していたんじゃないかな」と話した。 同大によると、開学した04年度と05年度の入学者は定員(160人)を上回ったものの、その後、大幅に定員を割り、学部だけで毎年3億円の支出超過になった。今春には累積赤字は30億円に達した。