どうなる? 2022年のホテル業界~コロナ禍とホテル需要を振り返る~ インバウンド活況から一転、需要が激減したホテル業界。その中で筆者は「ボーダーレス化」が顕著になったと指摘する。本記事【前編】では、業態の変容と、コロナ禍で見えてきた根強い需要について指摘する。 コロナ禍は、ホテル業界にかかわらず、過去の常識が通用しないことを露呈させた。「ある種の伝統や常識」「コンサバティブ」いったイメージを保ち続けてきたホテルにとっても、未曾有(みぞう)の事態に遭遇、対峙し変化を続けてきた2020~21年であった。 例年、年末年始はさまざまな媒体から業界展望的記事の依頼をいだたくが、まずはここ数年の劇的な変化を振り返りたい。そして、インバウンド活況~コロナ禍についての所感をアプローチとして、それに続くコロナ禍に直面した20~21年のホテル業界の変化を整理することからはじめたい。 業態のボーダーレス化 本
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