また、アニメーション監督の富野由悠季は「本作が示している現実は、人が構築してきた社会システムが宗教もふくめて、想像以上に人に過酷であるという事実をむき出しにしている。ここまで酷いのかという現実は、アニメ主導の構成でなければ公開できなかっただろう」と分析している。 ヨナス・ポヘール・ラスムセンが監督を務めた「FLEE フリー」は6月10日より東京・新宿バルト9、グランドシネマサンシャインほか全国でロードショー。 ※一部記述を修正しました。 濱口竜介(映画監督)コメント柔らかなタッチのアニメーションは監督が主人公・アミンに対して抱く親しみを着実に観客と共有する、その最良の方法となっている。その人の生い立ちからセクシュアリティまでを知るうちに、理不尽への怒りと未来への祈りがないまぜになった感情を抱かずにはおれない。「今まさに見るべき映画」であることは間違いないが、それ以上に「他者を知ること」につ
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