インタビューに応じる「原発ホワイトアウト」の著者若杉冽さん 現役キャリア官僚の覆面作家 若杉冽 (わかすぎ・れつ) さんが、原発再稼働に突進する政官財のトライアングルを描いた告発小説「原発ホワイトアウト」(講談社)が昨年9月の発売以降、好調な売れ行きを続けている。小説は、エネルギー基本計画案で原発の活用方針を鮮明にした安倍政権の姿に重なる。政府の中で何が起きているのか。若杉さんに聞いた。 ―小説を書いたきっかけは。 「第2次安倍政権誕生後、政官財は東京電力福島第1原発事故を忘れ、まるで行進のように原発推進へ進み始めた。国民はそんなことを許したわけではないのに。整然と響く不気味な足音を内部から告発したかった」 ―描写がリアルだ。 「内容は直接見聞きしたことと、間接的に聞いたことが半々。職務上、電力業界の 姑息 (こそく) さや『日本の原発は世界一安全』というウソに間近で接してきた。そこへの怒
「流域地図」の作り方 川から地球を考える (ちくまプリマー新書) 著者:岸 由二 出版社:筑摩書房 ジャンル:新書・選書・ブックレット 「流域地図」の作り方―川から地球を考える [著]岸由二 昨夏の日本は高温多雨で、台風も多かった。水の被害も相次いだ。その際、警報などの範囲が市区町村であることに違和感を抱いた人はどれだけいるだろうか。多くの水害は、行政区ではなく流域単位で起きるのに……。 著者は「流域思考」を提唱し、流域単位での生物多様性の保全を提案実行してきた。東京都町田市を源流に横浜市で海に注ぐ鶴見川。三浦半島の全長1・2キロメートルの川が作る森。この2カ所の保全に力点を置く書籍をこれまで上梓(じょうし)している。その際、対になって語られてきた「治水」が本書で前景化した。 基本となるのが「流域地図」だ。通常の地図では、道路や鉄道、行政区分が重視される。小さな川や蓋(ふた)をされた暗渠(
をKathleen Geierというシカゴ在住のライターが自ブログで挙げている(H/T Economist's View)。 世界経済の不平等を計測するのは非常に困難 各国が実施する国別の調査はあるが、世界規模の統一的な所得に関する家計調査は存在しない。 国別調査は質や質問や手法が標準化されていない。さらに以下の問題がある: 何が所得かという問題。例: 自作農の所得をどう記録するか 医療保険(ある国では無料の皆保険、ある国では被雇用者の民間給付パッケージ)を所得として扱うかどうか 人々は得てして所得を正確に記憶していない。 所得形態が定期的に支払われる賃金でなければ無理からぬこと 富裕層も貧困層も正しい値が得られない傾向がある。 多くの調査では開示所得に上限制約を掛けるため(topcoding*1)、富裕層の所得を過小評価する 異なる国の家計調査をつき合わせる際の通貨換算の問題。 経済的不
第35回講談社ノンフィクション賞受賞作品『謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』(高野秀行著)より 「未知」や「謎」が三度の飯より好きで、二十数年ずっとそんなものを追いかけてきた。特に科学的に存在が確認されていない「未確認動物」には情熱を燃やし、コンゴのモケーレ・ムベンベや中国の野人、ブータンの雪男などいろいろ探索してきたが、未確認動物には「全然見つからない」という大きな欠点があった。 もちろん、私だって洒落やネタでそんなことをやっているわけではない。発見の可能性も0.1パーセントくらいだと心得ている。しかし、いつもいつも見つからないと志気は当然下がっていく。 そこで新たなターゲットにしたのが未確認国家ソマリランドである。同じ未確認とはいえ、「国家」である。まったくの幻ということはないだろう。 私の目論見は当たった。行ってみると、世界中のほとんどの人がその
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