Webアクセシビリティとは、高齢者や障害者など心身の機能に制約のある人を含め、Webを利用する「すべての人」がWebで提供されている情報を取得し、さまざまな環境でサービスや機能を利用できることを意味します。使いやすいWebサイト制作に取り組んでいるWebデザイナーなら一度は耳にしたことがある言葉ではないでしょうか。 このWebアクセシビリティへの配慮は緩やかながらも発展し、2016年(平成28年)には「障害による差別を解消し、誰もが分け隔てなく共生する社会を実現すること」を目的に「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(障害者差別解消法)が施行されました。また2021年(令和3年)には、この法律が一部改正され、民間企業においても障害者や高齢者にとって障壁となりうるものを合理的な範囲でなくしていく、いわゆる「合理的配慮の提供」が義務化されることになり、ひとつのターニングポイントを迎え