映画などの映像作品では、大気圏に突入して燃え尽きるロケットや衛星の姿を描くことがあります。 しかし、それらは想像の産物であり、実際その様子を目で見た人というのはいません。 欧州宇宙機関(ESA)の研究チームは、プラズマ風洞という実験装置と模型を使って、実際大気圏再突入の際に、人工衛星がどのように熱で蒸発していくかを再現しました。 大気圏で人工衛星の部品がすべて燃え尽きるのは、地上に被害を出さないために重要なことです。 これはそのためのシミュレーションですが、私たちにとっては大気圏再突入のリアルな再現映像としてとても魅力的です。