WHO(世界保健機関)は、体格指数(BMI=体重キログラム÷身長メートルの2乗)が18.5未満を「低体重(痩せ)」としている。前出した通り、厚労省の調査で痩せているとされる20代女性は21.7%にのぼる(2017年「国民健康・栄養調査」。 同調査によると、終戦直後の1950年の20代女性のエネルギー摂取量は2098kcalあったが、2000年以降は平均1600kcalほどに落ち込んでいる。つまり戦後より悪い。 顕著なのが都会で働く女性だ。 2015年に三菱地所が発表した、大手町・丸の内・有楽町エリアなどで働く20~30代のワーキングウーマン749名を対象に調査した「まるのうち保健室『働き女子1000名白書』」によると、その割合はさらに上がり、痩せている女性は28%だった。主な原因は朝食をとっていないことで、平均摂取エネルギーも1479kcalと低く、多くの栄養素が不足していた。特に3大栄養
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