AIでは米エヌビディアの画像処理用半導体(CPU)が先行していた(Bloomberg) 米アップルが今年1月、人工知能(AI)ベンチャー「Xnor.ai(エクスノア・エーアイ)」を約2億ドル(約220億円)で買収したと米メディアに報じられた。米西部ワシントン州のシアトルに拠点を置くこのスタートアップ企業は、カメラなどの端末上でAIを動かす技術に強みがあり、太陽電池で発電したりする少ない電力でも画像認識を実行できるAIチップを開発していた。 特集:AIチップで騒然!半導体 こうしたハードウエアの技術は、スマートフォンなどの端末の顔認証や音声認識といったAIの機能をより効率的に高めることができ、アップルにとって市場に送り出す製品の競争力の源泉になる。実際、アップルと合わせGAFAと呼ばれるグーグル、フェイスブック、アマゾンといった米IT大手が今、こぞってAIチップの自社開発に乗り出し、しのぎを