藤田俊哉が所属するVVVフェンロは、本田圭佑や吉田麻也、大津祐樹など多くの日本人選手が所属したクラブでもある。 オランダ・フェンロ市内から高速道路に乗ると、10分もしない内にドイツ国境を跨ぐことになる。ある日の夕方、藤田俊哉はドイツのゲルゼンキルヘンに向かっていた。チャンピオンズリーグ(以下CL)ラウンド16、シャルケ対レアル・マドリーを観戦するためだった。 この日は、スタンドの観客席から試合を見守った。現在、オランダ2部のVVVでコーチを務めながら、帰国した際にはテレビで日本代表戦などを解説することもある。 指導者と識者。 この2つの視点を同時に併せ持っているサッカー人は、実は稀有な存在のように思える。ある時は関係者席から試合を見つめ、またある時は解説・取材者としてスタジアムのバックヤードに姿を現す。そして、この日のように純粋な観戦者として振る舞うこともある。 藤田は今、欧州でサッカーと
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