【パリ5日時事】フランスの公共テレビ各局は5日から、夜間のCM放映を一斉に廃止した。サルコジ大統領による放送改革の一環で、公共テレビから夜間にCMが消えるのは41年ぶり。 CM廃止は当面午後8時から午前6時までで、2011年には全廃される。 フランスでは当初テレビ局はすべて国営で、受信機利用税(NHKの受信料に相当)で運営されていたが、経済界の要請を受け、1968年以降CMを流し始めた。 その後、民放も加わってCM獲得競争が過熱する中、大統領は昨年1月、「公共テレビは利潤でなく質を追求すべきだ」と宣言していた。 【関連ニュース】 ・ 仏大統領、中東入り=ガザ停戦へ調停開始 ・ 〔地球の風景〕「仏大統領」は歓迎=英ろう人形館 ・ 〔地球の風景〕再婚しました ・ サルコジ2世が学生結婚 ・ サルコジ人形の販売OK