アメリカなどの日本研究者や歴史家が、日本に歴史解釈に関して「偏見のない清算」などを呼びかけた声明に対し、日本の学者110人が見解をまとめ、「歴史解釈は国や民族が違えば一致できない」などと反論しました。 これについて、拓殖大学の渡辺利夫総長など日本の学者110人が見解をまとめ、6日、会見を開いて発表しました。見解では「事実関係を超えた歴史解釈は国や民族が違えば一致できない。アメリカの日本への原爆投下に対する日米両国の歴史解釈を考えれば自明だ」と反論しています。 会見の中で、渡辺総長は「アメリカの研究者らの主張は、歴史解釈の違いを許さない傲慢さを感じる。検証されてもいない歴史的事象について自分の解釈に従えというなら、国家関係は成り立たない」と述べました。